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近畿農政局

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ドローン直播で省力化を実現!

令和7年6月13日、兵庫県加西市の農事組合法人あぐりーど玉野を訪問し、ドローンによる湛水直播などの現地視察や意見交換を行いました。

あぐりーど玉野1

黒鉄コーティングされた山田錦の湛水直播の様子

湛水直播

あぐりーど玉野では、田植え機(移植用)は保有せず、ドローンの直播を全てアウトソーシングすることにより、作業の省力化と農業用機械コストを大幅に削減しています。

ドローンによる播種は、湛水直播(※1)、小麦刈取前の乾田直播などを行っています。

(※1)湛水直播とは、水田に水を張った状態で、黒鉄コーティングなどを施した種籾を直接水田に播種する稲作の方法。

あぐりーど玉野3

刈取り前の小麦圃場への乾田直播の様子

乾田直播

小麦圃場へは刈取前の状態でマイコス(※2)資材を混合させた種子もみを直播し、小麦を刈った残渣で雑草抑制するため不耕起で栽培しています。

品種は「ヒノヒカリ」で令和6年産の収穫実績は、450kg/10aとなっています。

(※2)マイコスとは、菌根菌のことで、もみにコーティング又は混合し、水を張らない、代掻きをしない、雨水だけで栽培可能な資材。

あぐりーど玉野2

不耕起栽培

前年の水稲あとの不耕起田へのドローンによる直播後の様子。令和7年産で3年目の取組となります。

栽培品種は「しきゆたか」で、令和6年産の収穫実績は450kg/10aとなっています。

あぐりーど玉野4

視察後は、農事組合法人あぐりーど玉野、アウトソーシングしている株式会社エアーアシストジャパンと現在の取り組み状況や人材育成、今後の方向性等について意見交換しました。

お問合せ先

近畿農政局兵庫県拠点

ダイヤルイン:078-331-5924