土を探求し花の魅力を発信!
たつの市で菊やヒマワリを始めとした切り花を中心に、さつまいもなど季節野菜の栽培や養鶏を行っている土遊ぶ農園の黒田恒平さん麻衣子さんご夫妻を訪問し、お話を伺いました。

土遊ぶ農園の皆さん
就農したきっかけは?
農業に携わるきっかけとなったのは、大学での土の研究です。大学卒業後、種苗会社に就職し、花の魅力を知りました。その後、2016年に兵庫県たつの市に移住し、本格的に営農を開始しました。
農園名の「土遊ぶ」は、「土の遊びの部分」である土の緩衝能を意味しています。私たちが今後も土に対して科学的に考察し、効率的かつ持続可能な農産物生産をしていきたいという思いを込めています。
平飼い岡崎おうはん
大事にしていることは?
花栽培では、見た目や花持ちのよい高品質な花を需要のある時期に作ることを大切にしており、新しい品目・品種を積極的に導入しています。また、栽培するだけでなく、花がある豊かな生活を提案していきたいと考えています。
野菜は、旬の時期に、自分がおいしいと感じる品種を選び、できるだけ新鮮な状態で食べてもらうことを目指しています。
養鶏は、「岡崎おうはん」という品種を平飼いで育てています。始めたばかりですが、試行錯誤しながら、数を増やして、軌道にのせていきたいです。

(収穫中の小菊)
今後の展望は?
夫婦ともに大学で土壌学を学んでおり、発酵させた廃菌床や鶏糞、牛糞を利用した堆肥作り等に関心があるので、循環型農業を目指していきたいです。
また、シカやイノシシ等のジビエを有効活用できるような方法を考えたり、多くの人に農業の現実を知ってもらえるよう、地域との連携や学生との関わり、SNSなどを通した情報発信をしていきます。
お問合せ先
近畿農政局兵庫県拠点
ダイヤルイン:078-331-5924




