農業を通じて障がい者の働きがい・生きがいづくりを目指す!!
社会福祉法人向陵会(京都市)
京都府京都市で、農福連携の取組を行っている社会福祉法人向陵会(本部:向日市)を訪問し、施設の皆さんにお話を伺いました。
(取材:2024年6月)

左から農業指導員 青山さん、「ら・ぷら~す」担当 大原さん、事業管理者 東田さん

花き栽培ハウス
農福連携に取り組んだ経緯
花きを生産・販売している民間会社から就労継続支援事業の譲渡依頼を受け、2020年に就労継続支援B型事業所「草のたね」を設立されました。
京都市西京区にある「第3乙訓ひまわり園」を拠点として、現在23名の利用者が、花きの他、いちご・ブルーベリーなどの生産・加工に係る作業を施設職員とともに行われています。

いちご摘み取り園 ら・ぷら~す
収穫体験施設の開設
2021年からいちごの栽培を開始し、2023年3月にはいちご摘み取り園「ら・ぷら~す」を開園されました。
観光農園のほか、食品ロスをなくすため職員自ら商品開発を行い、施設内や近隣の直売所等で、いちごジャムやスムージーなどを販売されています。

今年から栽培をはじめたブルーベリー
今後の展開
2023年3月から第3乙訓ひまわり園内に新たに就労継続支援A型事業所を開設し、現在、5名が施設を利用されています。
今後、水耕栽培や加工品製造などの施設整備を進め、利用者の拡大を図り、農業を通じた働きがい・生きがいづくりを目指していきたいとのことでした。
また、建物の一部を地域交流施設として再整備し、メニューにいちごなどを使用したカフェの営業や農産品の販売も予定されています。
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