酒造りは土づくりの理念で酒米の自社生産に取り組む!
株式会社メイドイン京都 (亀岡市)
亀岡市で酒米の栽培に取組んでいる「株式会社メイドイン京都」を訪問し、代表取締役の長谷川 渚さんと取締役の中澤 和之さんにお話を伺いました。 (取材:2024年9月)

代表取締役の長谷川 渚さん(左)
良質な酒米へのこだわり
株式会社メイドイン京都は、酒造会社である丹山酒造有限会社の関連会社として、2015年に設立されました。
丹山酒造有限会社では、当初、酒造組合を通じて酒米を購入されていましたが、より自然なお酒を造りたいとの思いから、自社で酒米づくりを行うことを目的に関連会社を設立されました。
現在、経営面積13.7haのうち3haの農地で有機栽培による酒米を栽培されています。

取締役の中澤 和之さん
有機栽培への取組み
酒米づくりは、設立当初から農業経験者であった取締役の中澤さんが担ってこられました。
中澤さんは、酒粕と油粕を混合してペレットにした自社製有機肥料を使用するなど、土にこだわった栽培に取り組まれています。
一部の農地では有機JAS認証の手続きを進めるなど、有機栽培での面積拡大を目指されています。

ほ場での畔草刈り作業(7月)
地域と共生し、自然に優しい農業を
農繁期には丹山酒造有限会社の社員も応援に駆けつけ、皆が酒米づくりに関わられています。
農地は、先祖から受け継がれてきた地域の財産であることから、農地を保全していくためにも、地域と共生しながら自然に優しい農業を実践していきたいとのことでした。
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