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近畿農政局

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大規模養豚農家の後継者となり、良質でおいしいブランド肉の生産・販売!

有限会社 日吉ファーム 専務取締役 藤堂 祐士さん(南丹市)

京都府南丹市及び京丹波町で、大規模養豚経営を行っている有限会社 日吉ファームを訪問し、専務取締役の藤堂 祐士さんにお話を伺いました。
(取材:令和4年9月)

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(有)日吉ファームの藤堂祐士さん

近畿地方で最大規模の養豚農家

昭和48年に大阪府堺市から日吉町(現南丹市日吉町)に移転、昭和58年に法人化して有限会社 日吉ファームを設立。
藤堂祐士さんは、8年前に社長(北側勉さん)の長女と結婚する際、後継者となる話をもちかけられ、養豚経営が社長の代で終わるのがもったいないと考え、システムエンジニアとして長らく勤めていたIT関係の会社を退職して養豚経営を継ぐこととしたそうです。
飼養頭数は、南丹市及び京丹波町の豚舎を合わせると11,000頭となり、近畿地方で最大規模の養豚農家です。


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(有)日吉ファームの豚舎

養豚農家を取り巻く最近の課題

同社では、飼料コストの低減のため、エコフィード(パンくずなどの食品残渣の活用)に取り組んでいますが、エコフィードの割合が高すぎると、飼養期間が長くなり、ピッグフロー(子豚から出荷までの流れ)が崩れてしまう懸念があること。
また、循環型社会の構築のため、家畜由来堆肥の製造も行っていますが、耕種農家からは、過度な散布により弊害があると言われており、家畜由来堆肥は適量であれば非常に肥効があることを知ってほしいと強調されていました。さらに、耕種農家の高齢化により自ら堆肥を散布することが難しくなってきていることなどの課題があるとのことです。


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ブランド肉の「京丹波高原豚」

ブランド肉の「京丹波高原豚」や「京都ぽーく」の生産・販売

自然豊かな丹波高原の中で、寒暖差の大きな厳しい環境で豚の飼育を行うことで、豚自体も強く育ち、豚本来のおいしさを引き出してくれるそうで、同社のブランド肉である「京丹波高原豚」、京都の地域ブランド肉である「京都ぽーく」の生産・販売を行っています。
京丹波高原豚は、パンくずを半分混ぜた飼料で仕上げることで、良質のやわらかい霜降り豚肉になるそうです。



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京都府拠点

担当者:総括班
電話:075-414-9015