閉校した小学校体育館で農業!~特許技術で最新の水耕栽培~
株式会社YASAI(舞鶴市)
舞鶴市で閉校した小学校の体育館に水耕栽培工場を開設し、レタスやケールなどを生産・販売しておられる株式会社YASAIを訪問し、代表取締役社長の中村一文さん、常務取締役の中村陽一さんにお話を伺いました。
(取材日:2025年6月)


水耕栽培工場内で説明を受ける
(写真左から)常務取締役 中村陽一さん、吉田地方参事官

意見交換の様子
(写真左から)常務取締役 中村陽一さん、
代表取締役社長 中村一文さん、吉田地方参事官
抗酸化成分を高める水耕栽培技術
水耕栽培とは、土を使わずに水と肥料(養液)を使い、根を養液に浸し必要な水分や栄養素を吸収させて成長させる栽培方法です。
株式会社YASAIでは、一般的な水耕栽培とは異なり「ストレス栽培」「特殊な照射」「液肥の調整」が特徴である、京都府立大学が開発した抗酸化成分を高める水耕栽培技術を活用し、栄養価を高めた野菜をクリーンな室内で無農薬栽培をしておられます。
工場を見学させていただくと、青色のLEDライトに照らされたレタスやケールが目に飛び込んできます。
収穫の2日から4日前から養液を変更し青色の光を当てることにより、野菜にストレスを与える環境を作り、自己防衛作用で野菜自身が自分の体を守ろうとすることで、栄養価を引き上げることができるそうです。

水耕栽培工場がある舞鶴市旧岡田上小学校
(写真提供:株式会社YASAI)

体育館内の水耕栽培工場の様子
(写真提供:株式会社YASAI)
「株式会社YASAI」については、こちらのURLをご確認下さい。
https://y-yasai.co.jp/
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