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近畿農政局

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信頼を築き、次代へつなぐ (農)黒田営農組合

黒田営農組合は、南丹市園部町黒田地区60数軒の内45軒が結集して作られた農事組合法人です。
主な農作物は、約10haの農地にキヌヒカリ、コシヒカリ、特別栽培米等の主食用及び、京都府独自の酒米の「祝」や加工用米の「京の輝き」のほか、丹波黒大豆、京都大納言小豆等の栽培に取り組まれています。
今回は、黒田営農組合で理事をされている 木村 裕さんにお話を伺いました。木村さんは、地域を代表して南丹市議会議員や農業委員(6月まで)として活動されています。


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(農)黒田営農組合の紹介

黒田営農組合は、南丹市園部町で一番早く設立された農業法人です。(2010年2月設立)
集団転作からスタートし、黒大豆や小豆の共同作業に全員で取り組んできた営農組合で、後継者のいない農地の受け皿になっています。
黒田営農組合の原点は「黒田野球部」で、野球部の運営資金を得るため麦刈りをしたのが始まりで、若者が農業に参加するきっかけになったそうです。
農家からの信頼も厚く、後継者も育ち、地域農業の中心となっています。

 

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農業用倉庫を新設

今春、農業用倉庫を新設し、黒田営農組合の新たな農業の基点となっています。
建設には、京都府の営農総合対策事業交付金や、農業経営基盤強化準備金、政策金融公庫農業経営基盤強化資金(スーパーL)が使われています。

  

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乾燥調製施設を導入

これまで米の乾燥調製は、同じ町内にあるJAのライスセンターを利用していましたが、農業用倉庫の新設と同時に穀物乾燥機等を導入しました。色彩選別機も備え、良質米を生産していきたいとのことです。
販売先はJA出荷のほか、卸販売、個人向け販売やあられ屋向けの契約販売も行ってます。

   

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出番を待つ農機具たち

黒田営農組合が栽培する水稲、黒大豆、小豆等に係る作業のほかに農作業の受託など、トラクター等の農機具の活躍は不可欠です。今年からは、隣の横田地区の農作業受託も請け負うため、古くなった農機具の更新が今後の課題と話されていました。

   
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隣接地区と一緒に人・農地プランを作成

今年、隣の横田地区と一緒に京都府版人・農地プランである「京力農場プラン」を作成しました。地域農業の中核担い手として、高齢化や後継者が無く農業経営の継続が困難となった農家の所有農地の集積や作業受託を進め、効率的な営農の展開を図るとのことです。
また、作業受託など地域全体で地域農業を維持・保全する態勢を進め、将来的には集約的な露地野菜や施設栽培にも取り組み、農業所得の向上を目指していくそうです。

  

お問合せ先

京都府拠点
担当者:総括班
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