「農林水産業体験ツアーin京都」が開催されました!!
京都府農林水産部
京都府農林水産部は、7月30日(水曜日)~8月1日(金曜日)の2泊3日の日程で、京都府の農林水産業に関心を持つ、大学生や高校生を対象とした体験ツアーを初めて開催し、初日のカリキュラムを取材しました。(取材:令和7年7月)

自己紹介時の状況
農林水産業体験ツアーの初日が始まりました
主催者である京都府から体験ツアーの概要説明等の後、参加した学生の方から、参加のきっかけや農林水産業のイメージ等を交えて自己紹介をされました。
中田代表からの講義に聞き入る参加者
有限会社両丹いきいきファーム 第1部 お茶に関する講義
有限会社両丹いきいきファームは、2003年に設立された農業法人であり、お茶のほか、水稲、大豆及び野菜等を栽培等されています。本体験ツアーでは、同社の中田代表が栽培された玉露で水出しされたお茶の試飲や、お茶栽培を行うようになった経緯、近年のインバウンドを含めた茶葉の状況について説明があり、参加者は関心深く耳を傾けていました。

茶園の見学
有限会社両丹いきいきファーム 第2部 茶園や茶工場の説明・見学
栽培現地において、お茶はワラや寒冷紗などで1週間前後茶園に覆い(被覆栽培)を行うことにより茶の渋みを抑え、テアニンが増加することで旨味や香りが高くなるが、被せ過ぎると樹体が弱ることから、一番茶のみを採取していると説明がありました。その後、茶工場において茶葉の加工工程の説明を受けました。同社は今後、綾部の茶ブランドを確立するために産地全体で技術を継承し、高品質な茶葉を生産し続けることが重要だと述べられました。
トラクター等の試乗体験
株式会社アグリサポート夢 第1部 農業機械の見学・試乗体験
株式会社アグリサポート夢が管理されているほ場にて、農業用ドローンの実演見学や、同社の社員が付き添い、参加者に操作方法や注意事項の説明を行いながら、トラクター、コンバイン及び田植え機の試乗を行いました。参加者の方は、全員が非農家で初体験ということもあり、皆さん操作方法等に耳を傾けて、真剣な眼差しでオペレートの補助を受けながら各農機を操縦されていました。
足立代表からの講話に聞き入る参加者
株式会社アグリサポート夢 第2部 講話・質疑応答
地元の会館にて足立代表から農業の魅力について、「農業技術を磨いて商品となる農産物を上手く収穫できた時の達成感があること」や、「自ら考え仕事をする裁量が大きいこと」、「都会の喧騒から離れ落ち着いた景色の田舎暮らしができること」及び「食料生産することで世の中のために貢献していると実感すること」との話がありました。また、講話の後、参加者の方から農業に関する多くの質問が挙げられ、関心の高さが伺えました。
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