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近畿農政局

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京都潮風檸檬で地域活性化!

株式会社MY AGRI(京都府舞鶴市)

株式会社MY AGRI(代表取締役 森 剛さん)は、京都府舞鶴市大浦地区において、同地区在住の子育て世代で「大浦パパレモンプロジェクト」を立ち上げ、遊休農地でのレモンの生産、加工及び販売等を通して地域を盛り上げています。
(取材:令和7年5、6月)


株式会社MY AGRI 代表取締役 森 剛さん

親が子どもに残したい地域農業を掲げ、大浦パパレモンプロジェクトを発足

株式会社MY AGRIは、親が子どもに残したい地域農業を掲げ、令和4年に子育て世代を中心とした地元の農家ら男女6人で、京都府舞鶴市大浦地区において「大浦パパレモンプロジェクト」を立ち上げました。異業種や移住者等を巻き込み当初6人で始まった同プロジェクトは、現在、作業のお手伝い等を行うサポーターをSNSを通じて全国から180名ほど集める等、活動の輪を広げています。



牡蠣殻を肥料として有効活用

地域資源を活かし、循環型農業を実践

同プロジェクトは、地域が抱える課題を資源に変え、持続可能な循環型農業を進めています。焼却処分するしかなかった廃棄牡蠣殻は、砕く等して肥料や土壌改良材として有効活用しています。また放置竹林の竹はチップ化して、ほ場に敷き詰めています。土壌の保温、雑草抑制及び竹に含まれている乳酸菌が土の中の微生物を活性化し、豊かな土壌にするといった効果があるとのことです。



地元の小学生と塗装したキッチンカー

地元の小学生とのふれあい

同プロジェクトでは、舞鶴市立大浦小学校の大浦未来学(探究授業)に招かれ、プロジェクトの活動について講話を行う等、同小学校と様々に交流を図っています。2023年3月には、6年生11人と一緒にレモンの苗木100本の定植を実施。森さんは「児童たちが成人する頃にレモンも成木となり、ふるさとを彩ってくれるのでは」と話していました。また今年の2月には、6年生6人とキッチンカーの塗装を行いました。


京都潮風檸檬を使ったレモネード

「京都潮風檸檬」と名付け、加工品も続々と

舞鶴湾の潮風と太陽の光をたっぷり浴びて同プロジェクトで生産したレモンは、「京都潮風檸檬」と名付けられました(商標登録)。化学農薬や化学肥料を使わず、安心・安全な皮まで食べられるレモン作りにこだっており、同レモンを丸ごと使用したレモネード等を週末等にキッチンカーで販売しています。また今年の6月には、同レモンのピールをふんだんに使った京都潮風檸檬クラフトエールも誕生しています。



「株式会社MY AGRI」については、こちらをご確認ください。
https://ourapapalemon.wixsite.com/index


お問合せ先

京都府拠点

担当者:総括班
ダイヤルイン:075-414-9015