ダムで日本酒を熟成!~新しい地域ブランド創出を目指して~
大石酒造株式会社(亀岡市)
亀岡市にある大石酒造株式会社本社を訪問し、代表取締役の大石博司さんに日吉ダム(南丹市)の特性を活かした日本酒熟成の取組についてお話しを伺いました。
(取材日:2025年10月)

大石酒造株式会社本社

代表取締役 大石 博司さん
大石酒造株式会社は、元禄年間(江戸時代)創業の老舗酒造会社で、平成26年により良い酒造りの環境を探し求めて、「かやぶきの里」で知られる南丹市美山町に酒蔵を新設されました。
今回の取組は新しい地域ブランド創出を目指して、大石酒造株式会社(亀岡市)が南丹市の工場で醸造した日本酒を南丹市にある日吉ダム(水資源機構桂川・猪名川ダム総合管理所)の本体内で貯蔵し熟成させるというもので、南丹市が両者の間を取り持ったことで実現しました。
ダム内部は分厚いコンクリートと大量の水に囲まれており、外気温の影響を受けにくく、年間を通じて安定した低温を保つことができることから、日本酒の熟成にとって理想的な環境と言えます。
保管されているのは、ダム上部の通路から約60m降りたダム本体最下部にある管理用通路で、年間を通して気温が15度前後の環境です。
保管場所に本年7月に純米吟醸酒の一升瓶240本を運び込まれ、熟成期間は3~4か月を予定しているとのことです。
地域に開かれたダムとして親しまれている日吉ダム
ダム上部から見た芝生広場
ダム最深部にある管理用通路
熟成中の純米吟醸酒(一升瓶240本)
「大石酒造株式会社」については、こちらのURLをご確認下さい。
https://www.okinazuru.co.jp/(外部サイトへリンク)
「日吉ダム」については、こちらのURLをご確認下さい。
https://www.water.go.jp/kansai/hiyoshi/(外部サイトへリンク)
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