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近畿農政局

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障害者を積極的に受け入れ、障害者の立場に立った農福連携の取組を実践!

株式会社 しんやさい 代表取締役 石﨑 信也さん(久御山町・京都市)

京都府久御山町で、農福連携の取組を行っている株式会社 しんやさいを訪問し、代表取締役の石﨑 信也さんにお話を伺いました。
(取材:令和4年9月)

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(株)しんやさいの代表の石﨑さん

障害者を積極的に受け入れ、今年4月には、雇用条件充実のため法人化

石﨑さんは、久御山町の農業法人で修業した後、2017年に「しんやさい京都」を立ち上げ独立しました。
しんやさい京都では、障害者1人を正社員として雇用、さらに9月から障害者1人をトライアル雇用、その外多数の障害者等を実習生として受け入れ、農福連携に取り組んでいます。
今年(2022年)4月には、社員の待遇改善等を図るため、法人化して「株式会社しんやさい」を設立しました。


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社員作成の農作業図(マニュアル)

障害者目線の農福連携の取組を実践!

石﨑さんは、農林水産省が認定している農福連携技術支援者(農業版ジョブコーチ)となり、障害者の立場に立った農福連携の取組を実践しています。
また、障害のある社員に、厚生労働省が認定している企業在籍型職場適応援助者(ジョブコーチ)となって、自身の経験を活かした他の障害者も分かりやすい農作業図(マニュアル)の作成などを行い、働きやすい環境づくりに大きく貢献されています。この取組が評価され、きょうと農福連携センターが発行した「手と手を取り合って農福連携でつながる地域」(京都式農福連携啓発マンガ)のモデルにもなっています。


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九条ネギなどを出荷

九条ネギをメインに多種多品目の野菜の生産や商品開発にチャレンジ!

同社では、京都市伏見区向島・淀、宇治市、久御山町の巨椋池干拓地周辺にある約20箇所の農地で、九条ネギをメインに、聖護院大根、金時人参、長なす、玉ねぎ、サツマイモ、アイスプラントなどのほか、新京野菜である京ラフラン、みずき菜など様々な野菜の生産にも取り組んでいるとのことです。
また、地域の加工業者とコラボして、金時人参を使ったスムージーや聖護院大根を使った鍋つゆの開発を行うなど、規格外の野菜等を活用した商品開発にも取り組んでいきたいとのことでした。

しんやさい京都ホームページ
https://www.shinyasai.kyoto/

京のノウフクホームページ(京都式農福連携啓発マンガ掲載)
http://www.kyo-noufuku.com/

お問合せ先

京都府拠点
ダイヤルイン:075-414-9015