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近畿農政局

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オーガニックビレッジの地で有機JAS認証100%を目指して!

株式会社すずめファーム(亀岡市)

亀岡市で有機農業を実践されている株式会社すずめファームを訪問し、代表取締役の上柿良平さんと取締役の江南陽平さんにお話しを伺いました。
(取材日:2025年7月)


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設立メンバー、左から椙田和真さん、上柿良平さん、浅井政哉さん、
江南陽平さん (写真提供:(株)すずめファーム)


子供頃からあこがれた農業へ転職

株式会社すずめファーム代表取締役上柿さんは、幼少のころ両親がやっていた家庭菜園のお手伝いをして野菜作りの楽しさを感じ、社会人になってからも農業への憧れを捨てきれず、2年間の農業研修を経て2017年に高校・大学の同級生4人で亀岡市に株式会社すずめファームを設立されました。
また、会社を設立した亀岡市では環境保全意識の高まりから、有機農業を推進する受け入れ態勢が整っており、農地の確保等がしやすい環境にありました。
2020年には、有機JAS認証を受けており、将来は経営面積を10haに拡大し、すべて有機JAS認証を取得したいと考えておられます。



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栽培管理を行っている有機栽培の空心菜畑

IT技術を駆使し、合理的な栽培管理

栽培管理に必要な温湿度管理や栽培履歴のデータ収集を行い、AIを活用するなどIT技術を駆使し、野菜栽培に最適な栽培管理を行い、四季を通じ多品目の野菜を周年栽培する等、作業の効率化を目指しています。
また、動物性と植物性の原料をブレンドし発酵させた堆肥をつくり使用する等、環境に配慮した農業を実践されています。


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ビーツや黄カブなど珍しい野菜も多数栽培
(写真提供:(株)すずめファーム)

多彩な有機野菜を提供

亀岡市は、夏と冬の寒暖差や朝と夜の気温差が大きい盆地特有の気候が特徴です。
また、京野菜の産地、京の台所として知られ、すずめファームでは、空心菜・キャベツ・にんじん・小蕪・トマト・タマネギ・ナス・キュウリ・ビーツ・黄カブ・芽キャベツ・バジルなど多彩な野菜を栽培し、近隣のスーパー、「かめまる有機給食協議会」を通じ市内の保育園の給食向けに出荷されています。


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すずめファームに隣接する(株)KYOZUKEの工場
(写真提供:(株)すずめファーム)


環境に配慮した食品ロス削減の取り組み

生産した野菜は、同社に隣接する株式会社KYOZUKEに加工用(漬物)として販売し、京野菜の漬物として海外へも輸出され、収穫した野菜が無駄にならないよう食品ロス削減に取り組んでおられます。




「株式会社すずめファーム」については、こちらのURLをご確認下さい。
https://www.suzumefarm.com/

 


お問合せ先

京都府拠点
担当者:総括班
ダイヤルイン:075-414-9015