畿央大学で「みどりの食料システム戦略」パネル展を開催しました ~畿央大学(広陵町)~
農林水産省では、食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現するため、資材の調達から生産、流通・加工、消費までの各段階で環境負荷低減の取組を行い、将来に向けた持続可能な食料システムの構築をめざして、令和3年に「みどりの食料システム戦略」(以下「みどり戦略」という。)を策定しました。
より多くの若い世代が、食料を取り巻く現状や課題、「みどり戦略」の取組に理解と関心を持っていただくことで、具体的な行動につながるきっかけとなることを期待し、畿央大学において11月14日から28日までの間、「みどり戦略」関するパネル展示を行いました。あわせてパネル展示期間中に「みどり戦略」に関するアンケートも実施しました。
また、11月20日には、健康科学部健康栄養学科の学生を対象とした、近畿農政局職員による「日本の食料事情」をテーマにした出張講座を行いました。
(取材・撮影:令和6年11月)

【学食ロビーでのパネル展示】
「環境と調和のとれた持続可能な食料システムをめざして」をテーマに、食料・農林水産業を取り巻く状況や「みどり戦略」、食料自給率などを紹介しました。

【パンフレットでも紹介】
「みどり戦略」の詳細が紹介されたパンフレットや食に関連する資料の配布を行いました。
また、日本の「食」と「農」が抱える課題や未来について生産者と消費者が一緒に考える国民運動として推進している「ニッポンフードシフト」の紹介も行いました。

【出張講座の様子】
「日本の食料事情」をテーマに、近畿農政局歌丸企画調整室長から食料自給率など食料の現状や課題について講義を行いました。

【「食品ロス」は年間1人当たり38kg】
売れ残り、食べ残し、期限切れなど本来食べられるのに捨てられてしまう食品のことを「食品ロス」といいます。
また、健康栄養学科学生を対象としたアンケートでは、食品ロスなど食料に対する問題意識の高さが伺えました。

【環境に配慮した農産物の「見える化」】
農林水産省では、消費者のみなさんの購入時の選択の参考となるよう、農産物の生産段階での温室効果ガスの削減率を星(☆)の数で表す「見える化」を推進しています。
今年は同大学の学生による「見える化」の認知度向上のための研究も行われました。
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