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近畿農政局

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大和の伝統野菜「大和丸なす」の生産拡大と地元消費拡大の取組~大和郡山市~

大和郡山市では、令和4年3月に三橋地区が新たに特定農業振興ゾーン(※)として設定され、大和の伝統野菜「大和丸なす」を中心とした三橋地区特産野菜の生産拡大に取り組んでいます。
「大和丸なす」は主に京都や首都圏に高級食材として出荷されていますが、新型コロナウイルス感染症の影響で出荷量が減少したことから、地元消費者への販路拡大を目指し、コロナ禍により制限された試食販売に替わる手法として、視覚と嗅覚の両方に刺激を与え購買を後押しするシステムの実証実験を行うなど、消費拡大に取り組んでいます。
(※)特定農業振興ゾーン
奈良県独自の取組として、県内の農地を有効に活用し、農業の生産性の向上を図るために知事がエリアを設定するもので、現在3市4町に9地区あります。

(取材:令和4年4月)

大和丸なす

【大和丸なす】

大和郡山市三橋地区では、戦後間もない頃から栽培されており、大和の伝統野菜(全20品目)として認定されています

つやのある紫黒色でヘタに硬く鋭いとげがあるのが特徴です
肉質はよくしまり煮くずれしにくく、煮ても焼いてもしっかりとした食感があるとのことです
(写真提供:大和郡山市農業委員会)

「大和の伝統野菜」

戦前から奈良県内で生産が確認されている品目で、地域の歴史・文化を受け継いだ独特の栽培方法等により、「味・香り・形態・来歴」などに特徴を持つものを奈良県が「大和の伝統野菜」として認定しています。

  奈良県ホームページ「大和野菜」
      https://www.pref.nara.jp/yamato_yasai/


なす栽培圃場

【栽培圃場の様子】

大和郡山市三橋地区にあるハウスでは、温度管理と病害虫に気を配りながら、芽かき作業や人工授粉等に多くの労力を費やし、丹念に栽培しています
普通のなすに比べて1株で収穫できる個数は少ないとのことです
(令和4年4月撮影)


箱詰めなす

【出荷用に箱詰めされた大和丸なす】

現在、7軒の農家が「丸三出荷組合」を構成し、共同出荷を行っています
(写真提供:丸三出荷組合)

[小売店における地元消費拡大の取組]

実証実験

【香りと連動した動画媒体による実証実験】

大和郡山市と協力して「大和丸なす」の消費拡大に取組んでいる大学の研究チームが、調理動画に連動した匂いを届けることで視覚、聴覚だけでなく嗅覚にも作用し、購買意欲の向上を図るシステムを提案し、実証実験をイオンリテール株式会社で実施しました

本実証実験は、奈良県とイオン株式会社が「連携と協力に関する包括協定」を締結していることにより実現しました
(写真提供:イオン大和郡山店)


受賞

【学生優秀発表賞を受賞】

今回の実証実験に関する研究を発表した奈良先端科学技術大学院大学の真弓大輝さんが、令和3年度情報処理学会関西支部の支部大会において、学生優秀発表賞を受賞されました(写真提供:真弓大輝さん)
また、第15回行動変容と社会システム研究会において、真弓大輝さんをはじめ、共同研究を行った同大学の松田裕貴さん、松井智一さん、三崎慎也さん、安本慶一さん、畿央大学の野原潤子さん、九州大学の中村優吾さんが、優秀講演賞を受賞されました

【お問い合わせ先】

大和郡山市農業委員会事務局
電話:0743-53-1746

お問合せ先

奈良県拠点

電話:0742-32-1870
FAX:0742-36-2985