フォトレポート(奈良県拠点)2022
7つの地区が力をあわせ葛城山麓地域の魅力を発信~葛城山麓ウォーク~
葛城市において、恒例の「葛城山麓ウォーク」が3年ぶりに開催されました。農村の良さを知ってもらおうと主催者の葛城山麓地域協議会(会長 池原博文氏)を構成する7つの地区が協力し合ってイベントを盛り上げています。
「葛城山麓地域の棚田」と7つの地区をめぐる10kmのコースは、農村の良さを体感できるとともに、心温まる地区の皆さんとの交流を楽しむことができます。
(取材・撮影:令和4年11月)
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国産きくらげで生産量日本一を目指す~エー・ジー・エフ・ホールディングス~
エー・ジー・エフ・ホールディングスは、五條市できくらげを菌床生産から栽培まで全て国内で行う国産きくらげを栽培しており、現在、3棟のハウスで年間約20トンを収穫し、きくらげ生産量日本一を目指しています。黒きくらげを栽培する中で、突然変異で生まれた「白いきくらげ(商品名:明日香きくらげ)」の菌を培養し周年栽培を実現しました。「『白いきくらげ』は白きくらげとは別の品種で、品質も格別で黒きくらげに比べて食感もよく栄養価も高いので、多くの人に一度食べていただけたら」と蔡営業統括本部長は語られました。
(撮影・取材:令和4年11月)
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農業が好きだから、ピンチを乗り越え新たな挑戦!~寺田農園株式会社~
寺田農園株式会社(代表取締役 寺田昌史氏)は、葛城市でハーブ・エディブルフラワー・マイクログリーンの水耕栽培、いちご(古都華)、いちじく、野菜等を生産し、飲食店のほかマルシェや近隣の直売所、オンラインでの販売を行っています。
「“農業はこうあるべき”ではなく、若い従業員のアイディアを活かした農業・販売にも取り組んでいきたい」と語る寺田さん(右)。
(取材・撮影:令和4年11月)
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土づくりにこだわった、環境に優しい農法を実践 ~大和万葉の里 堤農園~
大和万葉の里 堤農園(代表 堤 耕三 氏)は天理市で水稲、山の芋、サツマイモ、ニンニク等を栽培しています。こだわりは、もみがらや米ぬか、馬糞、海藻等をもとにした土づくり。化学農薬や化学肥料の使用を控え、環境に優しい農法を実践しています。
特にインターネット販売を行っている山の芋と黒にんにくは消費者から好評を得て、売れ行きも順調とのことです。
(撮影・取材:令和4年8月、10月)
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吉野郡下市町からバラ苗をお届けします~大和ばら園~
大和ばら園は、吉野郡下市町で3代に渡ってばら苗を生産しています。
現在、約500種のバラを年間約4万本出荷しています。桝井氏は「苗づくりは手間のかかる作業ですが、バラ苗を庭に植えていただき、きれいな花を楽しんでいただけたら嬉しいです」と語られました。
(撮影・取材:令和4年10月)
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これからの農業人を育てていける農家をめざして~ひらひら農園~
ひらひら農園の平沢さんご夫妻は、平成26年に生駒市で農地と家を借り、新規就農して野菜を栽培しています。
美味しい野菜を届けることを目指して、化学農薬や化学肥料を使わない環境に配慮した栽培方法で、レタスを中心に少量多品目の野菜を生産し、直売所やレストラン等に出荷しています。直売所のお客さんやレストランのシェフと野菜の知識や環境に配慮した栽培などについて熱心にお話しされています。
(撮影・取材:令和4年10月)
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人や自然にやさしい農法で育った農産物を食べてほしい~明日香ビオマルシェ~
令和4年7月27日(水曜日)、近畿農政局奈良県拠点は、奈良県明日香村で人や自然にやさしい農業に取組む「明日香ビオマルシェ」と農業の取組状況や課題について、明日香村観光農林推進課とともに意見交換を行いました。
「明日香ビオマルシェ」は、環境に負荷をかけない自然にやさしい農業を実践し農産物を生産、加工、販売するグループです。
(撮影・取材:令和4年7月)
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「酪農に魅せられて葛城山麓で夢をはぐくむ」~農事組合法人 ラッテたかまつ~
農事組合法人ラッテたかまつは、葛城市の自然豊かな葛城山の麓で酪農と山の喫茶店「夢ラッテ」を経営しています。代表の高松久仁子氏は、旅行先の北海道で酪農のすばらしさに感動し、昭和43年に20代で酪農を始めました。その後ヨーグルトやアイスクリームなどの乳製品の加工に取り組み、平成13年には「夢ラッテ」をオープンしました。
(取材・撮影年月:令和4年8月)
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食と農に関する現状と担い手支援施策について講義
-出張講座「なら食と農の魅力創造国際大学校(NAFIC)」-
令和4年6月30日(木曜日)、近畿農政局宮本地方参事官(奈良県拠点)が講師となり、奈良県桜井市の「なら食と農の魅力創造国際大学校(NAFIC)」アグリマネジメント学科2年生17名を対象に出張講座を実施しました。
宮本地方参事官からは、「食と農に関する現状と担い手支援施策」をテーマに、奈良県農業の概況、日本の食と農の現状と変化、食料・農業・農村基本計画、農業の主な担い手施策などについての講義を行いました。
「感動メロンプロジェクト」で本格メロンを日常の食卓へ~(株)松井農園~
田原本町で、スイカ・メロンの育種・採種・販売に取り組む株式会社松井農園 代表取締役 松井邦彦氏は、本当に美味しいメロンを世の中に広めて「感動」してほしいとの思いから「感動メロンプロジェクト」を立ち上げました。そして、自らもメロンを生産・販売するなど高級なイメージのメロンを日常の食卓で味わってほしいとの願いを込め、普及にも積極的に取り組んでいます。
松井農園を代表するメロン「肥後グリーン」は熊本県で多く栽培されている品種です。この「肥後グリーン」から美味しくて生産者が栽培しやすい品種をつくろうと、近畿大学農学部と連携し、平成28年に病気に強く糖度の高いメロン「バンビーナ」の育種に成功しました。
(撮影・取材:令和4年6月)
こだわり卵の養鶏でみんなに「幸せ」を感じて欲しい~さかもと養鶏株式会社~
五條市でさかもと養鶏株式会社を経営する阪本 未優(みゆう)代表は、務めていた会社を退職し姉とともに父の後を継ぎ、平成28年に現在の会社を設立しました。就農当時は、養鶏について分からないことばかりでしたが、近隣の養鶏農家の支えもあり、軌道にのせることができました。
消費者に美味しいと言ってもらえる卵を作るため、エサにもこだわり独自配合の飼料を与え、飼養環境の管理が容易に行えるウインドレス鶏舎で飼養するなど、鶏にストレスの少ない環境を心がけています。
(撮影・取材:令和4年6月)
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薬用作物のブランド化で誰もがイキイキと輝ける地域づくりをめざす~(有)ポニーの里ファーム~
薬の町として知られる奈良県高取町で薬用作物等の栽培、加工、販売を行う有限会社ポニーの里ファームは、「農」を通して誰もがイキイキと輝ける居場所づくりをめざし農福連携、6次産業化、まちづくりの事業に取り組んでいます。
6次産業化では、奈良県や高取町と連携して大和トウキやキハダなどの薬用作物のブランド化、まちづくりでは農業体験や薬草ワークショップ、農村健康観光ツーリズムなどを行っています。
(撮影・取材:令和4年5月)
「今が旬の完熟したさくらんぼを新鮮なうちに食べてもらいたい」~辰誠園~
下市町で果樹栽培をしている辰誠園(しんせいえん)では、さくらんぼの収穫が始まりました。
さくらんぼ畑は標高約450mの高原に位置し、昼と夜の寒暖差がありさくらんぼの栽培に適しています。
収穫量が少ないため直売所等には出荷せず、ほとんどが通販で一部は下市町ふるさと納税返礼品として販売しています。
農薬と化学肥料を必要最低限に抑え、環境への負荷をできるだけ減らす農法にも取り組んでいます。
(撮影・取材:令和4年6月)
昭和の味が最盛期を迎えている~西岡農園~
葛城市の西岡農園では、実の半分が白い「半白(はんじろ)きゅうり」の収穫が最盛期を迎えています。昔からキュウリの産地であった同市笛堂(ふえどう)地区は、半白きゅうりの生産を盛んに行っていましたが、緑のキュウリが収穫量も多く病気に強く栽培が簡単になったことから、半白きゅうりは次第に姿を消していきました。しかし、西岡氏は平成元年頃から、半白きゅうりの生産を再開し現在ではガラス張りの温室2棟で半白きゅうりを専門に生産しています。
(取材・撮影年月:令和4年5月)
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人・環境にやさしい農業でこだわりの野菜を届けたい~こあらふぁーむ~
野菜栽培に取り組む「こあらふぁーむ」代表の姜 慧男(カン ヒェナン)氏は、なら食と農の魅力創造国際大学校の1期生として2年間農業を学び、大淀町で新規就農しました。
現在耕作している農地は主に耕作放棄地を整備した圃場で、農薬や化学肥料の使用量を低減する環境にやさしい農業に取り組み、奈良県のエコファーマー認定を受けています。日々栽培技術の習得と、特に土づくりに欠かせない堆肥を主とした肥料づくりにも精力的に取り組んでいます。
(撮影・取材:令和4年4月)
大和の伝統野菜「大和丸なす」の生産拡大と地元消費拡大の取組~大和郡山市~
大和郡山市では、令和4年3月に三橋地区が新たに特定農業振興ゾーンとして設定され、大和の伝統野菜「大和丸なす」を中心とした三橋地区特産野菜の生産拡大に取り組んでいます。
「大和丸なす」は主に京都や首都圏に高級食材として出荷されていますが、新型コロナウイルス感染症の影響で出荷量が減少したことから、地元消費者への販路拡大を目指し、コロナ禍により制限された試食販売に替わる手法として、視覚と嗅覚の両方に刺激を与え購買を後押しするシステムの実証実験を行うなど、消費拡大に取り組んでいます。
(取材:令和4年4月)
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「いちごで幸せを感じてもらえる存在でいたい」~ハッピーイチゴランド~
ハッピーイチゴランドの代表 福田 全志氏は、10年前に脱サラして田原本町でいちご栽培を始めました。現在、5棟のビニールハウスで4品種のいちごを栽培し、生果以外にジャムの加工品も製造し、県内の道の駅などの直売所と農園横の直営店で販売しています。また、パッケージやフィルムデザインにこだわり、見せ方や売り方に工夫を凝らしてブランドイメージを高めています。
福田代表は「いちごで幸せを感じてもらい、人が集まることで地域の活性化につなげていきたい」と語られました。
(取材・撮影年月:令和4年4月)
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県内有数のナス産地から若い世代に農業の魅力を発信~ユキファーム~
広陵町の古川敏之・真知夫妻は脱サラして、令和3年4月に父・乾 勝全氏が代表を務める「ユキファーム」に就農し、ナス(ハウスと露地)を栽培しています。
ユキファームでは、ナスの甘みをより強くするため土や堆肥、水管理にこだわり、長年試行錯誤しながら作ったナスを、県内はじめ大阪などの直売所や通販により販売しています。
(撮影・取材:令和4年4月)
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ニーズに合った苗を消費者へ~有限会社 奥田園芸~
桜井市の有限会社 奥田園芸は、77棟のハウスで年間約400万ポットの花苗や野菜苗を生産しています。幅広い種類の苗を求めるホームセンターからの要望に応えるため、地域が異なる生産者6人とグループを作り、供給不足が生じないように生産・出荷を行っています。
(取材・撮影年月:令和4年3月)
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奈良県産ブランドいちご「古都華」でみんなを笑顔に~奈良のいちごやさん~
「奈良のいちごやさん」を運営する代表 青木健太郎氏は、農業に興味を持って奈良県農業大学校で学んだ後、平成27年に田原本町で奈良県産ブランドいちごの「古都華(ことか)」の栽培を始めました。
(撮影・取材:令和4年3月)
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昔ながらの土耕栽培でイチゴを生産(御所市:米田 正之さん)
御所市の米田 正之氏は、9年前に勤めていた会社を退職し、両親が経営していた家業を継いで、水稲と多品目の野菜をハウスと露地で栽培しています。
この時期のハウスは、3種類のイチゴ「古都華(ことか)」「珠姫(たまひめ)」「奈乃華(なのか)」を昔ながらの土耕栽培で生産しています。
(撮影・取材:令和4年3月)
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イチゴ栽培で地域の担い手を目指す(田原本町:上田農園)
農園代表の上田 智之氏は、両親から引き継いだ農地の活用方法を検討する中、県の担当者からイチゴ栽培を勧められ、勤めていた会社を退職して、就農今年で4年目となります。
現在は5棟のビニールハウスで高設栽培に取り組み、収穫したイチゴは市場を通じて百貨店や海外(香港、台湾)へも販売されています。規模拡大に意欲的で、「地域の担い手となり、将来的には若手農業者の見本となって、次世代を担う農業者を育てていきたい」と抱負を語られました。
(撮影・取材:令和4年2月)
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キハダの機能性成分研究グループ等と茶農家との交流会~奈良市田原地区~
キハダの機能性成分を研究している大学の研究グループ及びキハダを栽培している生産者等が奈良市田原地区を訪れ茶農家との交流会が行われました。
キハダ研究グループは、キハダ葉を原料としたキハダ紅茶及び抽出液の機能性成分を研究するため、田原地区で和紅茶を製造している茶農家を訪問し茶畑の見学、製茶工場の見学及び意見交換により緑茶・紅茶の製造方法等の説明を受け、キハダの紅茶としての適性を相談しました。
キハダは、ミカン科キハダ属の落葉高木でアジア東北部、日本中の山地の落葉広葉樹林帯に自生しています。樹皮(内皮)は黄檗(おうばく)という名で生薬として利用されています。
近畿農政局奈良県拠点は、産学連携による新たな研究が前進するよう情報共有のため交流会に参加しました。
(取材・撮影:令和4年2月)
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近畿「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」(第5回)選定証授与式を開催しました
奈良県拠点は、令和3年12月23日にNPO法人どろんこ畑において、近畿「ディスカバー農山漁村の宝」選定証授与式を開催し、NPO法人どろんこ畑に対して宮本地方参事官から選定証を授与しました。また、当日は地元のケーブルテレビ局による取材がありました。
近畿「ディスカバー農山漁村の宝」は、「強い農林水産業」、「美しく活力ある農山漁村」の実現に向けて、農山漁村の有するポテンシャルを引き出すことにより、地域の活性化や所得向上に取り組んでいる近畿独自の特徴ある優れた事例を選定し、その情報を他地域へ広く発信するもので、近畿農政局では、管内の6地区及び1名を選定しました。
(撮影・取材:令和3年12月)
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