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近畿農政局

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人・環境にやさしい農業でこだわりの野菜を届けたい~こあらふぁーむ~

野菜栽培に取り組む「こあらふぁーむ」代表の姜 慧男(カン ヒェナン)氏は、なら食と農の魅力創造国際大学校(以下「NAFIC」)の1期生として2年間農業を学び、大淀町で新規就農しました。

現在耕作している農地は主に耕作放棄地を整備した圃場で、農薬や化学肥料の使用量を低減する環境にやさしい農業に取り組み、奈良県のエコファーマー(※)認定を受けています。日々栽培技術の習得と、特に土づくりに欠かせない堆肥を主とした肥料づくりにも精力的に取り組んでいます。また、NAFIC1期生の皆さんとは現在も交流があり、忙しい時期には互いに助け合っています。

姜氏は「新規就農した当時は、農地の確保や農業用機械・施設に資金が必要なうえ、新型コロナウイルス感染症の影響もあり販売は思うように伸びなかったが、売れる品目や販売方法などを考えながら、徐々に経営も安定してきている。これまでの経験を活かして、これから農業を始める人に、農業経営や栽培技術を伝えていきたい」と抱負を語られました。

(撮影・取材:令和4年4月)

姜 夫妻

【「こあらふぁーむ」のファンを増やしたい】

「私たちは、“人にやさしい農業は環境にもやさしい農業”をモットーに日々野菜づくりに励んでいます。『こあらふぁーむ』の野菜を食べたいと思ってもらえるような農家をめざしています」
と語る姜 慧男さん(写真右)と山下朱美さん(写真左)夫妻


直売所で人気のキュウリ

【直売所で人気のキュウリ】

収穫した野菜は、近隣の農産物直売所等で販売しています
「こあらふぁーむ」の商品は、かわいいコアラのシールが目印です
(画像提供:「こあらふぁーむ」)


インゲン豆

【勢い良くツルがのびたインゲン豆】

今年からインゲン豆の栽培も始めました
様々なニーズに応えるため、栽培品目を増やしています


トマトの花

【トマトの花】

複数の品種を栽培しています


色とりどりのトマト

【色とりどりのトマト】

赤、オレンジ、黄をセットにしたトマト
食卓も華やかになります
(画像提供:「こあらふぁーむ」)


白ネギ圃場

【ハウス栽培の白ネギ】

しっかりと土寄せされて収穫をまつ白ネギ
ハウス内の収穫後、露地栽培の白ネギの収穫が始まります


耕作放棄地を利用して

【耕作放棄地を整備】

耕作放棄地を整備した畑では、ナスやニンジン、トウモロコシなどを栽培しています
5月下旬にはナスの収穫も始まります
(写真はナスの定植を終えた圃場の様子)

※「エコファーマー」とは

「持続農業法」(持続性の高い農業生産方式の導入の促進に関する法律)に基づき、「持続性の高い農業生産方式の導入に関する計画」を知事に提出して、認定を受けた農業者の愛称名です。


【お問い合わせ先】

「こあらふぁーむ」:電話0747-55-4641

お問合せ先

奈良県拠点

電話:0742-32-1870
FAX:0742-36-2985