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近畿農政局

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薬用作物のブランド化で誰もがイキイキと輝ける地域づくりをめざす~(有)ポニーの里ファーム~

薬の町として知られる奈良県高取町で薬用作物等の栽培、加工、販売を行う有限会社ポニーの里ファームは、「農」を通して誰もがイキイキと輝ける居場所づくりをめざし農福連携、6次産業化、まちづくりの事業に取り組んでいます。
6次産業化では、奈良県や高取町と連携して大和トウキやキハダなどの薬用作物のブランド化、まちづくりでは農業体験や薬草ワークショップ、農村健康観光ツーリズムなどを行っています。
また、同法人は創業当初から福祉事業所と連携し、障害を持つ方との協同で地域ブランドの創出に取り組んでいます。法人から福祉事業所へ薬草や野菜の生産、出荷作業、加工品の製造などの作業を委託することで、福祉における仕事の創出と就労訓練、工賃の向上などにつながる取組を進めています。

代表取締役の明見美代子氏は、「一人一人に合った仕事があり、丁寧な作業で商品を作っている。農業の担い手不足が進むなか、農業と福祉が連携することで誰もがイキイキと働くことができる場をつくりたい。そして障害者が自立できる雇用をめざしたい」と抱負を語られました。

(撮影・取材:令和4年5月)

キハダ

【キハダ】

キハダはミカン科の落葉高木で、キハダの内皮を乾燥させたものが生薬「黄檗(おうばく)」となります
キハダから十分な「黄檗」を採取するには約20年かかります
(写真は内皮を剥ぐ作業の様子)
(画像提供:ポニーの里ファーム)


【キハダの苗木づくり】

【キハダの苗木づくり】

キハダの生産農家が減少するなか、同法人では2018年から苗木の生産に取り組んでいます
(写真は3年生の苗木、写真右下は播種後4カ月)


【キハダの文化を20年後の未来につなぐ】

【キハダの文化を20年後の未来につなぐ】

「キハダは生薬としての歴史だけでなく、栽培や内皮を剥ぐ技術などは文化でもあり、20年後の未来にキハダの文化をつないでいきたい」と語る明見代表


開発商品1

【キハダを利用した商品の開発】

これまで廃棄されていたキハダの未利用部位(芯材や葉・実など)を活用するプロジェクト「Re;KIHADA」を立ち上げて様々な商品を販売しています
(写真左:芯材を利用したコースター)
(写真右:乾燥した実を原料にしたクラフトコーラ)
(画像提供:ポニーの里ファーム)


【キハダの芯材を薪に利用】

【キハダの芯材を薪に利用】

乾燥したキハダの芯材は火持ちが良く、キャンプ用の薪として販売しています
(写真左下は乾燥した芯材)


【大和トウキ】

【大和トウキ】

「根」は生薬として薬問屋へ販売し、「葉」は食用として利用しています
大和トウキの栽培は除草や害虫駆除などの手作業が多く、手間のかかる作物ですが、丁寧な作業で良質な大和トウキの栽培に取り組んでいます


香塩

【大和トウキ葉を使った商品開発】

「大和トウキ葉」は生葉をサラダなどに使うほか、乾燥葉は調味料、茶、入浴剤等に加工して販売しています
(写真は、大和トウキ葉入りのハーブソルト)
(画像提供:ポニーの里ファーム)

【お問い合わせ先】

農業生産法人有限会社ポニーの里ファーム
ホームページ: https://www.ponynosatofarm.com/
電話:0745-67-0104

【奈良県漢方のメッカ推進プロジェクト】

超高齢化社会の到来を受け、増大する医療費削減の観点からも予防医学の意義が再確認されつつあり、漢方が世界的に注目を集めています。そこで、奈良県は平成24年に”奈良県漢方のメッカ推進プロジェクト”を立ち上げ、今後、需要が見込まれる漢方に関し、原料となる薬用作物の生産、漢方関連商品の製造販売、新たな商品・サービスの等の創出など県内の産業の活性化に取り組んでいます。
また、奈良県は平成27年に薬用作物の生産者や漢方関連商品の製造者などで構成される「奈良県漢方のメッカ推進協議会」を設立し、165団体(R4.5末)が加入しています。同協議会では会員間の情報交換や交流を促進することで、新たな漢方関連商品の開発やビジネスモデルの創出などに取り組んでいます。(有)ポニーの里ファームも加入しています。

[お問い合わせ先]奈良県漢方のメッカ推進協議会事務局(奈良県 産業・観光・雇用振興部 産業政策課)
   電話:0742-27-8814

〇奈良県漢方のメッカ推進プロジェクト
https://www.pref.nara.jp/kampo/ 
〇大和トウキ総合PRサイト
 https://www3.pref.nara.jp/sangyo/yamatotouki/ 

お問合せ先

奈良県拠点

電話:0742-32-1870
FAX:0742-36-2985