野菜作りへのこだわり・障がい者の就労をサポート!!

【神﨑裕也さん】
和泉市 いずみエコロジーファーム 代表取締役社長 神﨑 裕也(かんざき ゆうや)さん
和泉市の株式会社いずみエコロジーファーム代表取締役社長 神﨑裕也さんにお話を伺いました。
農産物:小松菜、しゅんぎく、きゅうり、オクラ、ほうれんそうなど
(令和元年11月)

【青々と育つ小松菜】
農業の概要
経営面積は4ヘクタール。
ハウスで小松菜、しゅんぎく、きゅうりを栽培。
露地でオクラ、小松菜、ほうれんそうなどを栽培。

【小松菜の収穫作業】
営農・経営の特徴
和泉市の農場において、「はたらく喜び、くらしに笑顔 誰もがイキイキ働き続けられる社会をめざして」の思いを込めて野菜を栽培しています。
当社は、いずみ市民生協グループの食品リサイクル・ループ(注1)の一環として設立された農業生産法人で、早くから農福連携による障がい者の自立支援と雇用促進を進めるとともに、循環型社会をめざす活動に取り組んでいます。
現在、圃場での農作業や加工場での袋詰め作業に障がい者を18名雇用しており、生産した野菜は「コープ菜園」のマークを付けて生協の宅配事業、いずみ市民生協や地元の直売所へ出荷しています。

将来展望
障がい者の一般就労を支援する「就労継続支援A型事業所」をハートランド事業部として開設し、今までに障がい者を株式会社ハートコープいずみ(いずみ市民生協の特例子会社)などの一般事業会社に就職させた実績があり、これからも野菜の安定生産と障がい者が働くことの喜びを実感してもらえる様に取り組みたい。
今年の3月にノウフクJAS(注2)が制定されたので、認証事業者の認証を取得して「コープ菜園」の野菜にノウフクJASの表示を行うことで、生協の組合員や消費者へ農福連携を発信するとともに、障がい者が農業で活躍していることを伝えたい。

※注
注1:食品リサイクル・ループ
本来ゴミとして捨てられる野菜くずや食品廃棄物(商品残さ)を捨てずにたい肥化し、そのたい肥を使用して新たに野菜作りを行う循環。
注2:ノウフクJAS
障がい者が主体的に携わって生産した農林水産物及びこれらを原材料とした加工食品について、その生産方法及び表示の基準を規格化して制定。
お問合せ先
大阪府拠点
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