なにわの伝統野菜を守り、土と触れ合う都市農業を実践
【浅田裕見子さん、資道さん】
大阪市東住吉区 浅田 裕見子(あさだ ゆみこ)さん・資道(すけみち)さん
大阪市東住吉区の浅田裕見子さん、資道さんにお話を伺いました。
農産物:なにわの伝統野菜(注1)(田辺大根など7品目)、さつまいも、ブロッコリーなど約20品目
(令和元年12月)
【2月に大根掘りをする田辺大根】
農業の概要
経営面積 20アール
なにわの伝統野菜(田辺大根など7品目)、さつまいも、ブロッコリーなど約20品目を露地で栽培
【収穫間近のキャベツ、はくさい他】
就農の経緯
裕見子さんは、高齢の親から農業を引き継ぐため、勤めていた中学校を退職し、農業大学校の短期プロ養成講座を受け就農されました。資道さんは、定年退職を機に就農。現在はご夫婦で農業を行っています。
裕見子さんは、農林水産省農業女子プロジェクトに登録している農業女子であり、昨年から大阪ファームレディースネットワーク(注2)の会長も務めています。
【大阪エコ農産物の掲示】
営農・経営の特徴
限られた農地を工夫し、なにわの伝統野菜(田辺大根など7品目)をはじめとする約20品目の野菜を露地で栽培し18品目で大阪エコ農産物(注3)の認証を取得しています。
多くの人に土にふれてもらうため、さつまいも・じゃがいもなどの収穫体験を行い、家族連れや多くの幼稚園などから収穫に来ており、「土や野菜を感じる」と喜ばれています。
また、JA直売所、マルシェで販売を行っており、特に主婦の方には、新鮮だと好評を得ています。
【収穫されたブロッコリー】
将来展望
葉、土付き大根などが喜ばれ、都市農業を知ってもらえるマルシェ等の対面販売を増やしていきたい。
(注1)「なにわの伝統野菜」の基準(大阪府ホームページから)
1.概ね100年前から大阪府内で栽培されてきた野菜。
2.苗、種子等の来歴が明らかで、大阪独自の品目、品種であり、栽培に供する苗、種子等の確保が可能な野菜。
3.府内で生産されている野菜。
(注2)大阪ファームレディースネットワークは、大阪府内で農産物の生産、農産加工品、直販活動等の活動に取り組む女性農業者の団体。
(注3)「大阪エコ農産物」は、 農薬や化学肥料の使用を通常の半分以下に抑えて栽培された大阪府が認証する農産物。
お問合せ先
大阪府拠点
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