新規就農5年目~ここが正念場

【山本浩士さん(令和2年7月)】
岸和田市 山本 浩士(やまもと こうじ)さん
岸和田市の山本浩士さんにお話を伺いました。
農産物:カボチャ、ミニトマト、ブロッコリー、にんじん(彩誉)等
(令和2年7月)

【カボチャ畑の中で】
農業の概要
経営面積は、130アール。
ご夫婦での家族経営で、カボチャ、ミニトマト、ブロッコリー、にんじん(彩誉)等、季節毎に多品種の野菜を栽培。
令和2年度は、地域の岸和田市4Hクラブの会長としても活躍され、また、岸和田で彩誉(にんじん)のブランド化を目指す彩誉会の会員でもあります。

【奥様も黙々と収穫】
就農の経緯
山本さんは、造園業、花屋等で働いた後、5年前に就農しました。
就農した経緯は、元々両親が兼業農家であり近くで農業を見てきたことと、自分よりも先に農業の世界に飛び込んだ弟が水なす栽培で成功しているのを見て「農業は定年もなく生き生きと働ける」と考え、農業次代人材投資事業(経営開始型)を活用しながら、自らも就農しました。

【収穫したてのカボチャ】
営農・経営の特徴
山本さんは、就農前の研修時に知り合った加工業者との契約栽培でカボチャ(生食用)を独自の方法で大き過ぎず柔らかく育て、経営のベース作り、季節毎にブロッコリーやにんじん等を生産しています。
作られた野菜は、契約栽培のカボチャを除いては、近隣の農産物直売所にて販売しています。

【ミニトマトのソバージュ栽培】
今後の目標及び将来展望
今年は、就農5年目で、次世代人材投資事業(経営開始型)の支援が終了するため、正念場、踏ん張りどころである。
今年からミニトマトのソバージュ栽培(注)に取り組み、安定した収入を確保し、将来的には、有機栽培等の勉強もしながら、施設栽培に取り組むことが目標である。
(注)ソバージュ栽培とは
極力、人間の手を加えず、野性的(ソバージュ)に育てる栽培方法のことであり、設備投資を少なくし省力化することにより、低コストで高収益を目指すトマトの新しい栽培方法です。
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