クラフトビールで地域の活性化を目指す取組

【光延さん(左)と大島さん(右)】
枚方市 株式会社カンパイカンパニー
枚方市穂谷地区で栽培されたホップを原料としたクラフトビールづくりで、地域の活性化を目指す株式会社カンパイカンパニー代表取締役の光延具視(みつのぶ ともみ)さんと、ホップを栽培されているひらかた独歩ふぁーむ代表大島哲平(おおしま てっぺい)さんにお話を伺いました。
農産物:ホップ
(令和3年12月)

【収穫された穂谷産ホップ】(写真は光延さん提供)
「HOTANI HOP PROJECT」の立ち上げ
光延さんは、令和2年2月頃、テレビでホップの栽培を地域振興につなげている京都府与謝野町の取組を観て、自身が生まれ育った「枚方市」を知ってもらうための新しい取組ができないかと考え、枚方市でクラフトビールづくりを始めるため「HOTANI HOP PROJECT」を立ち上げ、農業の盛んな穂谷地区でホップの栽培を始めました。

【ホップ栽培ほ場(R3.7月)】(写真は光延さん提供)
ホップ栽培について
ホップの栽培は、枚方市穂谷地区でトマト等を栽培する若手農業者の中心的存在である大島さんにお願いし、令和3年4月に約10aの農地で開始しました。
ホップはつる性植物で、通常、地下7mまで根を張り、地上も同程度伸びますが、危険な高所作業になりますので、脚立でも届く4mまでの低段栽培で取り組みました。

【販売予定のクラフトビール】
取り組みの成果について
本年度のホップの収穫量は約10kgで、初めてのホップ栽培ということもあり目標としていた収穫量には届きませんでしたが、来年度の栽培における改善点も検討済みです。
収穫されたホップ10kgのうち4kgについては仕込みが終了し、第一弾として12月11日にボトリング(330ml瓶600本)を行い商品化されました。出来上がったクラフトビールはインターネット販売と枚方市のふるさと納税返礼品になる予定です。

【意見交換中のお二人】
今後に期待すること
「まずは枚方の「穂谷」を知ってもらう、そのきっかけになれば良いと考えており、さらには枚方の街を知ってもらうことによって地域の活性化ができ、そこから横展開していくことで人と人との繋がりができることを期待しています。(光延さん)」
「本年度の収穫量は10kgで採算は取れませんが、「枚方市穂谷」を知ってもらうこと自体が価値のある取組だと考えています。最終的には、この穂谷ホップを使ったクラフトビールと一緒に、この地域の農産物を合わせて食べていただければ嬉しいです。(大島さん)」とお二人の今後に寄せる期待を伺いました。
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