南河内産いちごを盛り上げるため活躍する生産者
千早赤阪村にある「ほまるさんのいちご園(屋号)」の棟田 真(むねた まこと)さんにお話を伺いました。
(令和3年12月)
【完熟を待つ紅ほっぺ】
経営概要
ほまるさんのいちご園は、棟田氏本人が一人で経営されています。
農産物:いちご(紅ほっぺ、おいCベリー)、野菜(トマト等)
経営面積:約43a(いちご35a、野菜8a)すべて施設栽培ハウス13棟にて栽培
また、棟田氏は自らいちごを生産する傍ら、いちごアカデミー(注)において新規就農者の育成にも講師として尽力されています。
【受粉作業をしてくれるみつばち】
就農の経緯
棟田氏は、サラリーマン時代に山口県のいちご農家でお手伝いした経験から、いちご栽培に興味を持ち、サラリーマンを辞め、近畿圏内各地で農地を探した結果、南河内地区において就農され、自ら「ほまるさんのいちご園」を立ち上げました。なお、「ほまるさん」というのは、娘さんの名前(ほまる)から名付けたものだそうです。
【今シーズン始まりを迎えた直売所】
営農・経営の特徴
「ほまるさんのいちご園」では、慣行栽培の4分の1程度まで農薬の使用を減らし、施肥管理、水の調整等に細心の注意を払い、「うちのいちごは甘いで」と自負する糖度の高いいちごを生産されています。また、生産されたいちごのほとんどは、自ら運営する直売所で販売されます。
なお、棟田氏は今も兵庫県尼崎市に自宅があり、毎日約一時間半かけ通勤されています。
【完熟したいちごが販売されます】
今後の目標及び将来展望
「今後は、2年前から始めた観光農園に力を入れ、たくさんのお客さんに自分で摘み取り、美味しいいちごを楽しんでもらいたい。また、南河内産のいちごを盛り上げなんとかブランド化し、ゆくゆくは海外に輸出もできればいいと考えている。」と棟田氏は抱負を語られました。
(注)いちごアカデミー 「公」「民」「農」(大阪府、河南町、千早赤阪村、JA大阪南、生産者)が協力して、新たにいちご栽培に取り組む農業者の育成に取り組んでいます。
お問合せ先
大阪府拠点
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