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近畿農政局

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グローカル人材を目指す!・・大阪府立豊中高等学校能勢分校

大阪府立豊中高等学校能勢分校

【大阪府立豊中高等学校能勢分校】

大阪府立豊中高等学校能勢分校(府立能勢高等学校の再編整備により分校化)は、平成30年4月に1期生を迎え、令和3年3月に初めての卒業生を送り出した。当校は総合学科であり、2年次からは、探究コース、食農流通コース、対人支援コース、里山起業コースの4つのコースに分かれ、より専門性が高い学習内容となっています。
また、グローカル(注1)人材の育成、里山留学制度(注2)をはじめ府下全域及び海外留学生が集う多様性、小人数教育が当校の特長です。


収穫間近のぶどう

【収穫間近のぶどう】

食農流通コース

面積約5.3haを有する付属農場があり、能勢町の特産品の栗である「銀寄」をはじめ、ぶどう、桃などの果樹、野菜、黒米などを栽培するとともに、養蜂・養鶏も行っています。また、栽培・飼育から加工品の製造、販売までといった6次産業化についても実践的に学んでいます。


販売実習の果実ジャムが並んだ棚

【果実ジャムの販売実習】

6次産業

近隣のぶどう、栗栽培の生産者と連携し、学校で栽培の基礎を学び、生産者から実践的な栽培技術や経営感覚を学んでいます。加工品については、年に数回加工業者から専門的な知見を頂き、ぶどう、桃のジャムへの加工やパンを製造し、物産センターに出荷しています。また、大丸梅田店と連携し、加工品の販売を行っていますが、コロナ禍では、オンラインショップでの販売となっています。


ドローン操縦の様子

【ドローン操縦】

スマート農業

令和4年度、「食農流通コース」の課題探究については、ドローンを活用した水稲の生育調査、ジビエの活用の2つのテーマで始めています。能勢町は大阪府内では数少ないドローンの飛行範囲の規制がない町なので、自由にドローンを飛ばすことができます。また、水稲の生育調査においては、当校の栽培している水稲と近接している秋鹿酒造が栽培している水稲(山田錦)との比較考察も予定しています。なお、課題探究の成果の発表を、町内の淨るりシアターにおいて、町民も参加し、行っています。


ドローンからの田植え画像

【ドローンからの田植え画像】

(注1)「グローカル」とは、GlobalとLocalをかけ合わせた言葉。課題探究では、グローバルな視点で世界の事例を学び、地域と協働しながら地域課題の解決方法を探ります。
(注2)「里山留学」とは、大自然あふれる能勢町内の住民の家で生活(下宿)しながら能勢分校に通学できる制度

お問合せ先

大阪府拠点

TEL番号:06-6941-9062
FAX番号:06-6943-9699