門真れんこんを次の世代へ
門真市で門真れんこん、くわい等の栽培や水稲に取り組む「中西農園」の中西 正憲さんにお話を伺いました。
(令和4年8月)

【収穫したれんこん】
経営概要
中西さんは、門真市で代々門真れんこん、くわい等の栽培や水稲に取り組まれている「中西農園」の4代目です。生産した門真れんこんは、新鮮なうちに産地直送で消費者に販売したり、飲食店に直接納品したりと、顔の見える関係を大切にしています。
また、「門真れんこんの美味しさをたくさんの人に知ってほしい」という思いから、中西農園で生産した門真れんこんを使ったれんこん料理専門の飲食店「門真れんこん屋」も経営されています。

【大きく育ったれんこんの葉】
営農・経営の特徴
中西農園のれんこんは、鉄分を含んだ重い粘土質の土壌で育ち、もちもちした食感が特徴です。また、少しでも環境負荷が少なく、美味しいれんこんを作りたいという思いから、有機成分の配分量が多い肥料を使って栽培されています。その品質が評価され、2021年度門真市農産物品評会で最高賞である大阪府知事賞を受賞しました。中西さんは大阪府「農の匠」(注)にも認定されており、門真れんこんの歴史を伝えるための講演会等も行っています。

【門真れんこんうどん】
門真れんこんを使った加工品
れんこんの皮をチップスにしたり、規格外のれんこんを加工・調理して有効活用したりと、食品ロスの削減にも取り組まれています。門真れんこん屋で提供する「れんこん饅頭」や「はすねもち」のほかに、門真れんこんをパウダーにして練り込んだ「門真れんこんうどん」や「れんこんあめ」なども好評です。

【れんこん料理専門店「門真れんこん屋」】
今後の目標及び将来展望
「門真れんこんの歴史や美味しさをたくさんの人に知ってほしい。また、自分の代が儲かればいいというだけではなく、次の世代に繋いでいくために、地域貢献や環境負荷低減にも取り組んでいきたい。」と中西さんは抱負を語られました。
(注1)大阪府「農の匠」とは
大阪府「農の匠」とは、青年農業者の育成や食育活動に積極的で、地域農業のリーダーとして活躍されており、大阪府知事に「農の匠」として認定された農業者。
お問合せ先
大阪府拠点
TEL番号:06-6941-9062
FAX番号:06-6943-9699