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近畿農政局

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農家が作る物流・販売システム!

森畠農園の森畠正輝さん
「おおさかアグリイノベーショングランプリ」(注)で準グランプリを獲得された能勢町の「森畠農園(屋号)」の森畠 正輝(もりはた まさき)さんにお話を伺いました。
(令和4年8月)

能勢町上田尻

【能勢町上田尻】

経営概要

農産物:水稲、野菜(トマト、ピーマン、万願寺とうがらし、サニーレタス、茎ブロッコリー等)
経営面積:約1.5ha(水稲0.5ha、野菜(露地、ハウス)1.0ha)


森畠農園圃場

【森畠農園圃場】

就農の経緯

森畠さんは、青果仲卸会社での勤務経験を踏まえ、自らも農業をしようと思い、近隣の農家で栽培技術等を学び、32歳の時に認定新規就農者として就農されました。


完熟した万願寺とうがらし

【完熟した万願寺とうがらし】

営農・経営の特徴

取引先の要望に沿った形で野菜の減農薬栽培等(例えば、「栽培期間中農薬不使用」等)を行うとともに、直接取引によるお互いが納得した上で商談を進めることを大切にされています。
野菜の出荷に当たっては、京都府の小売店への出荷は、地域ごとの「集荷ステーション」に集まった農産物をトラックで集荷し、各小売店に配送する共同物流便を利用されていますが、このような仕組みのない大阪府の小売店への出荷は、近隣の生産者の分を集約して自ら配送を行っておられます。
また、このような農産物を自ら集約し、小売店等と直接取引を行い配送する仕組みを「おおさかアグリイノベーショングランプリ」(注)で発表され、令和4年2月に準グランプリを獲得されました。

完熟したピーマン

【完熟したピーマン】

今後の目標及び将来展望

「能勢町では、様々な作物や作型で栽培している生産者が多く、この特徴を活かし、生産者からも仕入れを行い、大手の業者では扱いづらい少量多品目を購入したい小売店や飲食店との直接取引を増やしていきたい。また、大阪府の野菜小売店への出荷も、共同物流便のような物流システムを構築したい。」と森畠さんは抱負を語られました。

(注)「おおさかアグリイノベーショングランプリ」とは
農業分野における新たなビジネスモデルの構築に向けた大阪府農の成長産業化推進会議主催のコンテスト

お問合せ先

大阪府拠点

TEL番号:06-6941-9062
FAX番号:06-6943-9699