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近畿農政局

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「ノウフク・アワード2021」優秀賞受賞!!〈株式会社いずみエコロジーファーム〉


【代表取締役社長の神﨑裕也氏】

農林水産省では、農福連携に取り組んでいる優れた事例を表彰し、全国への情報発信を通じて他地域への横展開を図るため「ノウフク・アワード」を実施しています。
今般、株式会社いずみエコロジーファーム(大阪府和泉市)が、「ノウフク・アワード2021」優秀賞を受賞されました。
令和4年3月24日、同社を訪問し、代表取締役社長の神﨑裕也さんにお話を伺いました。

(令和4年3月)


【ハウス内の様子】

農福連携の取組概要

株式会社いずみエコロジーファームは、大阪いずみ市民生活協同組合が設立した農業生産法人で、社内に就労継続支援A型事業所(注1)を開設し障害者を雇用。
現在、知的障害者を中心とする利用者16名が、通年で露地・ハウスでの野菜栽培等に取り組み、生産物の約90%を大阪いずみ市民生協へ出荷しています。
また、生協で出た食品残渣を堆肥化し、その堆肥を使用して新たに野菜を栽培する「食品リサイクル・ループ」にも取り組まれています。


                【ノウフクJAS商品(小松菜)】

令和元年には、小松菜、キュウリ、ほうれん草、春菊の生産行程に障害者が携わった生産方法が、日本農林規格の管理基準を満たし、ノウフクJAS認証(注2)を取得されました。
今回、これらの取組が評価され、「ノウフク・アワード2021」の優秀賞に選定されました。


【意見交換の様子】

今後の展望

代表取締役社長の神﨑氏は、「農福連携に取り組む事業者と、今後より一層情報共有を図り事業に活かしたい。また、岸和田市に新たに購入した4haの農地でベビーリーフを施設栽培し、生産規模を拡大するとともに障害者の雇用を増やしたい。」と抱負を語られました。


【60棟のハウスで小松菜等を栽培】


(注1)就労継続支援A型事業所とは
通常の事業所に雇用されることが困難であり、雇用契約に基づく就労が可能である者に対して、雇用契約の締結等による就労の機会の提供及び生産活動の機会の提供、その他の就労に必要な知識及び能力の向上のために必要な訓練等の支援を行う事業所。

(注2)ノウフクJASとは
障害者が主体的に携わって生産した農林水産物及びこれらを原材料とした加工食品について、その生産方法及び表示の基準を規格化して制定。

*ノウフク・アワード2021選定結果
https://noufuku.jp/award/award2021/result/

*いずみエコロジーファーム
https://www.izumi.coop/coopsaien/



お問合せ先

大阪府拠点

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FAX番号:06-6943-9699