「自社農園のぶどうで環境に優しいワイン造り!」~飛鳥ワイン株式会社~

【仲村代表取締役】
大阪府羽曳野市の東側には、飛鳥地区をはじめ、二条山系の広大な斜面を有する地区にぶどう畑が広がっています。自社農園で育てたぶどうでワインを醸造しておられる飛鳥ワイン株式会社を訪問し、代表取締役の仲村裕三氏、取締役の仲村しのぶ氏にお話を伺いました。
(令和5年2月)

【ワイン用品種の垣根栽培】
会社の概要
創業は1934年で、5haの土地にデラウエアをはじめ、マスカットベリーAや、シャルドネなどのワイン用のヨーロッパ品種も含め約20種類のブドウを栽培されています。飛鳥ワインでは、ぶどうの栽培から、ワインの醸造、瓶詰め、販売まですべて自社で行われています。

【製造中の堆肥】
環境に配慮した栽培
ぶどう畑が5haあり(うち自社所有地1ha)、そこで栽培されているぶどうはすべて大阪エコ農産物に認定されています。 冬場、選定した枝をチップにし、ワイン製造時にできるぶどうの搾りかすや、「おり(ワインの沈殿物)」を混ぜて堆肥を作り、土づくりに利用されています。農薬についても大阪エコ農産物の認証基準よりも使用回数を大幅に抑えており、除草剤も使用されてないそうです。

【工場内の様子】
ワイナリー・ツアーも
大阪府内にあるワイナリー6社で構成する「大阪ワイナリー協会」の会員でもあり、大阪のワインを広めるために畑や工場の見学なども定期的に行われています。また、大阪ワインはGIにも認定され、香港や中国に輸出されています。

【大阪エコ農産物のラベル】
今後の展望
「今年4月に息子が帰郷し、後を継ぐことになったので、今後は輸出にも力を入れていきたい。」と抱負を語られました。
飛鳥ワイン株式会社HP
https://www.asukawine.co.jp/
お問合せ先
大阪府拠点
TEL番号:06-6941-9062
FAX番号:06-6943-9699