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近畿農政局

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大阪生まれ大阪育ちのスプラウト!

中野代表取締役【右  中野代表取締役】

高槻市  株式会社  中野農園

高槻市にある「株式会社 中野農園」の高槻農場を訪問し、代表取締役の中野 剛(なかの たけし)さんにお話を伺いました。

(令和4年6月)


完全閉鎖型ハウス【完全閉鎖型ハウス】

会社概要

昭和60年11月15日に、有限会社中野農園を設立され、現在の門真農場(門真市)でスプラウトの生産を始められました。かいわれ、豆苗、ブロッコリースプラウト、レッドキャベツスプラウト等のスプラウトを生産されていますが、スプラウトの需要は増加傾向にあり、門真農場の生産能力が限界に近づいていたことから、今般、農林水産省の「国産農畜産物供給力強靱化対策事業」(令和2年度補正予算)を活用し、令和3年9月に、高槻市に農地の底面を全面コンクリート張りにした農作物栽培高度化施設(農業用ハウス)を増設されました。
また、高槻農場の増設を機に、さらに販路拡大のため社名を「有限会社中野農園」から「株式会社中野農園」に変更されました。


スプラウト【スプラウト生産】

生産の特徴

新鮮で安全なスプラウトを届けるため、JGAP(注1)の認証を取得されていますが、高槻農場においては、収穫から出荷までのコールドチェーン化を図るとともに、輸出を見据え、GLOBAL GAP(注2)認証の取得を検討されています。また、GAP認証取得によるメリットとして、社内での工程管理の徹底の他、取引企業からの衛生管理に関する問い合わせ対応がスムーズに進むようになったことです。
なお、商品は、大阪府から「大阪産(もん)」(注3)のロゴマークの使用許可を受けられています。


目視、金属探知機での異物混入検査【目視、金属探知機での異物混入検査】

今後の展望

代表取締役中野氏は、「食(野菜)の安全安心をモットーに、地元(大阪)で大阪産(もん)にこだわり、時代とともに進化を続けていきたい。また、消費者に当社の商品を選んでいただくための機能性表示や輸出も検討していきたい。」と抱負を語られました。


大阪産(もん)、JGAP認証の商品【大阪産(もん)、JGAP認証の商品】











(注1)JGAP
GAPとは、農業における、食品安全、環境保全、労働安全等の持続可能性を確保するための生産工程管理の取り組みを指します。GAPの一つであるJGAPは、食品安全や環境保全に取り組む農場に与えられる日本発の第三者機関による認証制度です。日本国内において最も主要なGAPとされています。JGAPの対象は青果物・穀物・茶です。これらの農産物には、認証を取得すればJGAPの認証マークを付けることができます。

(注2)GLOBAL  GAP
ドイツの非営利会社FoodPLUSGmbHが策定したEUREPGAPが、2007年に現在のGLOBAL  GAPという名称に変更され、GAPの国際的な基準となりました。第三者認証制度をとっており、欧州を中心に世界 120 カ国以上で実践されています。GLOBAL  GAPの規格は、農作物全般や畜産に加え、水産養殖にも適用されます。

(注3)大阪産(もん)
大阪府域で栽培・生産される農産物、畜産物、林産物、水産物(以下「一次産品」)と、それらを原材料として使用した加工品のことです。

*株式会社中野農園   ホームページ
https://nakano-nouen.com/company



お問合せ先

大阪府拠点

TEL番号:06-6941-9062
FAX番号:06-6943-9699