箕面市で新規就農!~ はっぱっぱ農園 ~

大阪府箕面市にある「はっぱっぱ農園(屋号)」を訪問し、箕面市農業公社(注)で農業を学び、その後独立して新規就農した長谷川貴治さん、生田梨恵さん、中上直久さんにお話を伺いました。現在、合計約80aの農地を3名で共同経営し、小松菜の施設栽培をメインに、にんじん、さやいんげん、かぼちゃ等を露地栽培しています。
(令和6年7月)

【農業者の紹介(左から長谷川さん、生田さん、中上さん)】
就農のきっかけ
長谷川さん:民間企業に就職しましたが、将来は農業をやりたいと考え、26歳のときに退職し大学農学部に入学しました。その後農業公社へ雇用就農し、平成31年に新規就農しました。
生田さん:自分で育てた野菜が労働の成果として直接収入につながるという点に魅力を感じ、平成31年に農業公社から独立して新規就農しました。
中上さん:将来実家の農園を継ぐため農業公社で農業を学び、令和2年に新規就農しました。

【小松菜(露地栽培)】
経営の特徴
3名とも新規就農する際に、農業公社の耕作地を引き継ぎました。 営農に取り組む姿を地元農家に認められ、土地の借り受けを打診されるようになりました。可能な限り土地を借り受けて、少しずつ規模拡大しています。 また、育てた野菜のほとんどを箕面市の学校給食に販売しています。その他にも、他の農業者と共同で、市役所前にあるファミリーマートの駐車場でテントを張り、月に1度直売を行っています。

【小松菜(施設栽培)】
目標
長谷川さん:ハウスの経営面積をもう少し拡大して、小松菜のみを作付して営農したいです。
生田さん:農業を取り組む女性の自分がHPに掲載され、誰かの目に届き農業を志す女性が増えてくれたら嬉しいです。
中上さん:令和8年から「はっぱっぱ農園」での作業量を減らして、実家の観光農園である中政園を手伝う時間を確保したいです。将来は家業を継ぎたいと考えています。

【ハウスにて】
新規就農を目指す方へメッセージ
農業は肉体労働が多く、思った通りに野菜が育たないこともあり難しさを痛感することもありますが、創意工夫で収入を増やすことができる仕事です。 自分次第で色々なことに挑戦できるため農業の可能性は無限だと感じています。 楽しんで農業しましょう!
(注)箕面市農業公社とは
平成26年2月、箕面市において、耕し手がいない遊休農地を「行政自ら畑を耕す」という発想で解消すべく設立された一般社団法人。地域の大口消費マーケットである学校給食という確実な販路の確保を実現するとともに、箕面産野菜を使った地産地消の学校給食を推進。
お問合せ先
大阪府拠点
TEL番号:06-6941-9062