近畿農政局「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」(第8回)選定証授与式を開催しました ~ 株式会社里山創生研究所 ~

【集合写真】
令和6年11月25日、近畿農政局では、農林水産省及び内閣府が「強い農林水産業」、「美しく活力ある農山漁村」の実現に向けて実施している「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」(第11回)(注1)に応募された地区又は個人の中から、近畿独自の特徴ある優れた取組について、近畿農政局「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」(第8回)(注2)として、団体7地区及び個人1名を選定しました。 大阪府からは、ビジネス・イノベーション部門で、株式会社里山創生研究所(以下「里山創生研究所」という。)が選定されました。

【選定証授与式(左:葛谷地方参事官、右:山上忠彦代表取締役)】
選定証授与式
近畿農政局大阪府拠点は、令和6年12月25日、里山創生研究所が経営し、ジビエ料理を提供する農家宿レストラン「オーベルジュヤマガミ」において、山上忠彦代表取締役に対して選定証を授与しました。

【ジビエ料理】
里山創生研究所の概要
里山創生研究所は、豊能町にて、有害鳥獣や棚田等の地域の資源を活用した、農家宿レストラン事業、ジビエの食肉処理加工事業、棚田を再生したワイナリー事業を展開しています。 また、農業関係人口を増やすために、狩猟体験や田植え体験等のイベントを開催しており、地域住民だけでなく都市住民も巻き込み、地域活性化に貢献しています。

【休耕農地の棚田を再生したぶどう畑】
休耕農地の棚田の再生
NPO法人や、活動の様子をSNSで発信して募ったボランティア等、年齢や職業が様々な開墾メンバーと共に、刈払機で笹薮を刈り、チェーンソーで大木を切断し、パワーショベルで整地することで荒廃した棚田をぶどう畑として再生しました。 ぶどうは水はけの良い場所で育つため、棚田の土は水はけが悪く不向きでしたが、暗渠排水管を設置して河川に排水する等、試行錯誤を重ねました。

【犬猫用ペットフードの鹿肉ジャーキー】
今後の展望
「令和6年3月に醸造所が完成し、ワイン造りに取り組める地盤が固まったので、これから試行錯誤を重ねて良いワインを完成させたいです。 また、豊能町にドッグアジリティの大会が開催できる会場を作り、イベントに出展して、鹿カレーや、低脂質・高たんぱくと栄養バランスが良い犬猫用ペットフードである鹿肉ジャーキーを販売することを目指しています。」と抱負を語られました。
お問合せ先
大阪府拠点
TEL番号:06-6941-9062