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近畿農政局

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「たくさんの人と協力しながら豊能町の魅力を再発見し、まちおこしに繋げたい。」~ 豊能町地域おこし団体「とよの場」(大阪府豊能郡豊能町) ~

ヤーコン畑で「とよのサイダー」を手に持つ森下さんと浅野さん

【森下さんと浅野さん。ヤーコン畑で「とよのサイダー」とともに】

令和7年6月下旬、「yaoyam organic farm」(大阪府豊能郡豊能町)を訪問し、豊能町地域おこし団体「とよの場」(大阪府豊能郡豊能町)の代表の森下未来さんと副代表の浅野博史さんに、「とよの場」の活動について、お話を伺いました。

「とよの場」とは

森下さんの畑
【森下さんの畑】

「とよの場」は、たくさんの人々と協力しながら豊能町の魅力を再発見し、明るい町づくり・特産品づくり等、まちおこし事業を行う「場」つくりをする団体です。 農業者の森下さんと理学療法士の浅野さんが、地域を盛り上げたいと意気投合し、立ち上げました。つながりの場、ふれあいの場として、みんなが活躍できる機会を作っています。

 「とよの場」を立ち上げたきっかけは、浅野さんが、介護事業の延長で高齢者を自然の中で土に触れさせたいと、畑で野菜栽培を行っている森下さんに声掛けをしたことだそうです。他にも、豊能町特産物のヤーコン、地域のみんなに親しまれた「トヨノサイダー」の後継の話が舞い込んだこと等がタイミングよくかみ合い、「とよの場」活動の第一弾として、リブランディングした「とよのサイダー」を販売することになりました。  

活動の第一弾!「とよのサイダー」

とよのサイダー
【とよのサイダー】

「とよのサイダー」は、豊能町特産物のヤーコンの果汁を使用しています。「みんなでつくり、みんなでつながる」をコンセプトとしているので、地域や企業とコラボしたオリジナルラベルの使用が可能です。豊能町公式ゆるキャラ「とよのん」とコラボしたラベルの外、これまで10種類以上のラベルが生まれました。2025年5月の「大阪・関西万博 大阪ウィーク春の陣」には、豊能町の飲食代表ブースとして出店。国内外へPRを行いました。

森下さんの農園「yaoyam organic farm」のこと

森下さんとyaoyamキッチンカー
【森下さんとyaoyamキッチンカー】

森下さんは、農業体験で新鮮野菜の美味しさに魅せられ、豊能町の「とよの就農支援塾」を経て、都会から移住就農しました。農薬を使用せず、季節を感じられる露地栽培にこだわって、多種類の野菜を栽培されています。多くの人々にも自然を感じて欲しい、新鮮な野菜を食べてもらいたいと、農業体験の受け入れやキッチンカーで野菜や飲み物などの販売も行っています。農園では、とよのサイダーに使用するヤーコンも栽培し、「とよの場」の活動拠点の一つにもなっています。

また、農林水産省が推進している農業女子プロジェクトのメンバーに登録し、活動中。 令和7年7月、「農業女子プロジェクト」×「食堂カフェpotto」期間限定コラボメニュー企画に参加し、大阪府内の4店舗で森下さんのクラフトスパイスを使ったドリンク2種が提供されています。 

今後の展望

ヤーコンと浅野さん
【ヤーコンと浅野さん。11月に収穫を迎えます。】

毎月行う企画会議では、一般参加を受け入れているので、様々な視点からの商品開発案や意見が出ます。今夏販売する「とよのサイダーフルーツポンチ」もその一つ。ヤーコンシロップも開発中で、かき氷のシロップにしたいと考えています。
みんなでつくる「とよのサイダー」をもっと広め、関係人口を増やしてまちおこしに繋げたいと、2人は熱く語ってくれました。

お問合せ先

大阪府拠点

TEL番号:06-6941-9062