「高床式砂栽培」で農福連携に取組んでいます ~株式会社グリーンファーム~


株式会社グリーンファーム(大阪府四條畷市)の下田原農場では、同社が運営する障害福祉支援サービス「グリーンファーム私の太陽農園(就労継続支援B型作業所)」の利用者の皆さんが、「高床式砂栽培」で野菜づくりを行っています。
令和7年7月上旬、株式会社グリーンファーム下田原農場を訪問し農作業の様子を見学するとともに、取締役の岡本氏に「高床式砂栽培」についてお話を伺いました。
株式会社グリーンファームの「高床式砂栽培」

株式会社グリーンファームの「高床式砂栽培」は、砂栽培に用いるプランター及び建築現場で使用する足場材の技術を応用した高床式農業ベッドを使用しており、株式会社茂広組と東レ建設株式会社が共同特許を取得しています。
栽培方法は、ビニールハウス内に砂を培地とした高床式の農床を水平に配置し、自然光を活用しながら、作物に必要な養分と水を自動灌水装置で均一に与えます。培地の状態が均一なことが安定生産につながっています。
また、砂の培地は土のように耕す必要がなく、連作障害や根の病気の影響を受けないため、交換をしなくても良いそうです。
培地を深くすれば根菜類の栽培も可能ということで、ハウス内ではサツマイモ、さといもを栽培していました。

人に優しい軽労化農業
高さを調整できる高床式のため、足腰の負担が少なく、高齢者や車いすの方も負担が少なく作業をすることができます。
また、農業機械を使わずにハサミなどの道具を使用して作業ができるので、安全で人に優しい軽労化農業であると伺いました。

農園に行くのが楽しい!!
岡本氏は、「利用者の皆さんは、農場での作業がとても楽しいと答えてくれます。自分たちが栽培した野菜が販売されているのを見つけると、休みの日でも農園に行きたがると保護者から聞くこともあります。」と笑顔で話されました。


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