このページの本文へ移動

近畿農政局

メニュー

一年中、甘さを作りだすトマトメーカー ~株式会社キノシタファーム~

自社ブランド名の入った会社入口に立つ木下代表
【自社ブランド名の入った会社入口に立つ木下代表】

ミニトマトを通年栽培されている、大阪府和泉市の株式会社キノシタファーム(以下「キノシタファーム」という。)代表の木下さんにお話を伺いました。

ハウス内のミニトマトの様子
【ハウス内のミニトマトの様子】

キノシタファームでは、55aの農地に3棟のハウスを持ち、ミニトマト、ピーマン、スナップエンドウ、トウモロコシ、軟弱野菜などを栽培されています。9割はミニトマトの栽培とのことで、4~5種類の品種を1年を通じて栽培しておられるそうです。

バッグ栽培の様子
【バッグ栽培の様子】

ミニトマトは、ハウス内で、バッグ栽培により生産しています。 苗は毎年交換しますが、バッグ栽培は有機肥料が混ざった土の入った袋で、追肥として、魚粉やうずらの卵の殻を撒くことにより、バッグの交換は必要ありません。露地栽培と比べて水の加減が難しく、特に天候や気温による調整が困難であるとのことです。

水分補給のタイマー
【水分補給のタイマー】

水分補給はタイマーを使っていますが、水分の調整は、経験則に従って、こまめに設定を変更しています。

ミニトマト商品
【ミニトマト商品】

ミニトマトは独自ブランドである「Amamade( アマメイド)」として販売しており、年間を通じて糖度8以上の甘味を味わえることが魅力です。糖度の秘密は、バッグ栽培による根はりのストレスと水分のこまめな調整とのことです。アマメイドとは、甘さを作るという意味が込められており、木下代表は「私たちは甘さを作りだすトマトメーカー」であるとの言葉が印象的でした。ハウス内では新鮮で美味しそうなトマトが収穫されていました。

ハウス外観とミニトマト狩りの看板
【ハウス外観とミニトマト狩りの看板】

キノシタファームでは、ミニトマト狩りも営業しており、アマメイドを好きなだけ採って食べることができると、お客様にも好評とのことでした。

最後に、木下代表は「インターネットなどを通じて、消費者の方々からミニトマトがとても甘くて美味しいと言ってくれた時は本当にうれしい。また、新規農業者等に対する講演の講師として依頼された時に、自分の経験談を若い農業者に話をするが、将来その農業者がしっかりと日本農業を発展させてくれることを楽しみにしている。」と笑顔で語られました。

株式会社キノシタファームホームページ(外部サイトへリンク)
https://kinoshitafarm.com/

お問合せ先

大阪府拠点

TEL番号:06-6941-9062