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近畿農政局

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次の世代にも、ミツバチと共存できる環境を残したい!~アズマ養蜂場~

アズマ養蜂場代表の東さん
【アズマ養蜂場代表の東さん】

ローヤルゼリーと蜂蜜の生産をしている大阪府富田林市のアズマ養蜂場代表の東 敏宏さんにお話を伺いました。

作業風景
【作業風景】

東さんは、ローヤルゼリーを多く作り、病害虫に強いオスとメスを選抜して掛け合わせることで、ローヤルゼリーの生産に適した系統の維持に努められています。

金剛山の麓に置かれた巣箱金剛山の麓に置かれた巣箱
【金剛山の麓に置かれた巣箱】

優良な系統がその他の系統と混ざることを避けるため、選抜作業は、金剛山の麓で行われていますが、系統の維持ができるのは、約7割とのことです。

巣箱の出入り口を塞ぐ働き蜂
【巣箱の出入り口を塞ぐ働き蜂】

また、巣箱の周りには、天敵のスズメバチが巣箱の中に侵入しようと沢山集まっていたため、働き蜂達が塊となって出入口を塞いでいました。
運悪く侵入されてしまうと全滅してしまうそうです。

巣箱の中の様子
【巣箱の中の様子】

近年、温暖化による影響で、酷暑の夏場に女王蜂の産卵数が減少しているそうですが、温暖化のメリットで晴れの日が増えた結果、花の開花期間が長くなり、蜂蜜の生産量が増える利点もあるとのことです。

有江地方参事官と東さん
【有江地方参事官と東さん】

東さんは、年々、消費者の健康意識が高まり、ローヤルゼリーを活用される方が多くなってきたことを受け、健康維持の一助となるものを生産する仕事に携われていることに感謝とやりがいを感じている一方で、害虫に弱いミツバチをケミカルフリーで養蜂していくことの難しさを痛感されているそうです。

商品も購入できる「みつばち博物館」
【商品も購入できる「みつばち博物館」】

また、養蜂を後世に引き継いでいくためには、優良な系統の維持管理が重要ですが、現在は養蜂家によって管理方法が異なるため、新たに養蜂を始められる方や養蜂を学びたい方が技術を学べる教育体制が整うことを願われています。
そして、アズマ養蜂場では、多くの方に養蜂を知ってもらえるよう、ローヤルゼリー生産現場での採取体験会を開催されています。詳しい情報は、アズマ養蜂場・みつばち農園ホームページでご覧ください。

アズマ養蜂場・みつばち農園ホームページ(外部サイトリンク)
https://www.azumahoney.com/

お問合せ先

大阪府拠点

TEL番号:06-6941-9062