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近畿農政局

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世界農業遺産『魚のゆりかご水田』で稲刈り体験   

滋賀県野洲市|せせらぎの郷

令和4年93日、琵琶湖との共生を目指して滋賀県で推進されている魚のゆりかご水田」*に取り組む、野洲市須原のせせらぎの郷の水田において稲刈り体験イベントが実施されました。

せせらぎの郷の水田は、本年7月に国連食糧農業機関(FAO)により認定されて世界農業遺産となった滋賀県琵琶湖地域の「森・里・湖に育まれる漁業と農業が織りなす琵琶湖システム」の現地調査地の一つとされた場所です。
ここでは毎年、全国
各地から水田オーナーを募り、多くの人が地元住民らとともに、琵琶湖と水田をつなぐ魚道づくりや田植え体験、生きもの観察会、稲刈り体験など、生きものや環境にやさしい農業に取り組んでいます。

今回の稲刈り体験イベントには、多数の人が参加され、当滋賀県拠点からも村山地方参事官ほかが参加し、青空の下、鎌を使った手作業による昔ながらの稲刈りに汗を流しました。




世界農業遺産に認定後の初のイベントとなり、水田オーナーや地元住民だけでなく、県下の高校生、スリランカやバングラディッシュなど海外からの留学生ら116名が集い、「魚のゆりかご水田」での秋の稲刈りを満喫しました。


イベントの様子
イベントの様子

堀代表と海外からの留学生
せせらぎの郷の堀代表(右から3人目)とともに海外からの留学生が稲刈りを初体験

 

稲刈り風景
稲刈りの様子

手作業での稲刈り風景

鎌で稲を刈り、手で束ねてはさがけを行い、天日干しをします。
手間のかかる作業に農業の大変さを実感しました。
活動は今年で17年目になりますが、オーナーは年々増加しており、後世につなぐ取組として大切に継続されています。

はさがけした稲

 


琵琶湖システムについて学ぶ

臨時で「いきもの命ゆりかご講座」が開催され、世界農業遺産の「森・里・湖に育まれる漁業と農業が織りなす琵琶湖システム」の仕組みやその重要性について学びました。








いきもの命ゆりかご講座

稲刈り体験終了後には、今年の新米や琵琶湖で捕れた湖魚を使った伝統食などの試食会が行われました。
炊きたてご飯
釜で炊いた、つやつやご飯


試食会の様子
エビ豆やコアユの佃煮、ウロリの佃煮(写真手前から)など琵琶湖の恵みを味わう参加者

 
*魚のゆりかご水田
魚のゆりかご水田プロジェクト (滋賀県ウェブサイト)
https://www.pref.shiga.lg.jp/ippan/shigotosangyou/nougyou/nousonshinkou/18537.html

近畿農政局滋賀県拠点フォトレポート

魚のゆりかご水田を後世に繋いでいきたい
https://www.maff.go.jp/kinki/tiiki/otsu/photo/20220801.html

魚のゆりかご水田須原せせらぎの
代表:堀  彰男(ほり あやお
http://seseraginosato.net/

お問合せ先

滋賀県拠点 地方参事官室
TEL:077-522-4261