わがまちの魅力を発掘して伝統を守る
滋賀県東近江市|滋賀県立八日市南高等学校
8月21日、滋賀県立八日市南高等学校食品科流通科学班に所属する2年生11名は、「宇治は茶所、茶は政所」と茶摘み歌の中にも出てくる東近江市政所町(旧永源寺町政所)において、政所茶の栽培管理実習に取り組みました。この実習は、滋賀県の事業である「しがクリエイター12プロジェクト~産業教育高校がわがまちを魅力化~」の一環として、地域貢献をとおして、将来の地域の担い手となれる職業観・勤労観の育成を目指して取り組まれており、耕作放棄地を防ぎ、玉露生産の伝統を守るため、同校が借りる茶畑「八南茶園」で地元住民の指導を受けながら作業を行っています。滋賀県拠点から4名が参加し、生徒と一緒になって作業に取り組みました。
政所町にある「八南茶園」
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(1)茶畑の除草 (2)近隣農地のススキ刈り (3)茶畑の畝間に油粕を散布 (4)油粕への土かけ (5)(2)のススキを敷材として畝間に入れる |

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生徒の声 ・茶畑にかける「こも」を編む作業(2時間で1m完成)が好きで流通化学班選考を決めた ・茶葉をクッキーに入れてみたい ・急須でお茶を入れることはほとんどない。お茶を飲む機会もあまりない ・虫が得意でないから農作業はちょっと苦手 などと言いながらも黙々と作業をこなしていました。
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![]() 八南レストラン(八日市南高等学校提供写真) |
茶葉を活用した加工食品製造販売 実践的に栽培を学習し、加工、販売へと学習を発展させており、5月に収穫した茶葉や生徒の考案した「政所茶漬け」は、八南マーケット(生徒が育てた野菜や製造した食品加工品の販売所)にて販売しています。 政所茶や生徒考案レシピによる料理が提供される八南レストラン(12月限定開業)の開催が楽しみです。 |
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滋賀県拠点 地方参事官室TEL:077-522-4261