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近畿農政局

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棚田を通じて地域振興を図る

  滋賀県湖南市|東寺棚田を守る会

棚田は、食料の供給だけでなく、国土の保全、水源のかん養、自然環境の保全、良好な景観の形成、伝統文化の伝承といった多面にわたる機能を持っています。しかし、地形的に生産条件が悪く、人口減少や高齢化によって担い手不足が進む中、棚田の維持には多大なコストを要することから、全国各地で荒廃の危機に直面しています。
そのような状況を改善すべく、滋賀県湖南市東寺地先で東寺棚田の保全活動を実施している「東寺棚田を守る会」(以下「守る会」という。)代表の吉川充裕さんと意見交換を行いました。その後、守る会と農作業等の協働活動に取り組んでいる滋賀県立三雲養護学校によるさつまいも掘り体験にも参加しました。


東寺棚田を守る会の集合写真

東寺棚田を守る会の集合写真
(前列3名が役員)
(写真提供:東寺棚田を守る会)


東寺棚田を守る会とは

役員である代表、副代表、会計の3人を始め、42軒の農家で東寺棚田の保全活動を行っています。
中山間地域等直接支払制度を活用し、地域の景観を守りたいという思いを形にしているとのことです。

棚田保全活動の参加者を募集

年に2回以上棚田保全活動のイベントを実施し、参加者を募集しています。
「湖南市内だけではなく、県内の他市町や大阪府からも参加される常連の方がおられるので、非常に助かっている。」と吉川代表は語っておられました。

意見交換の様子

意見交換の様子
(右が吉川代表)

吉川代表からの事前説明

吉川代表からの事前説明


滋賀県立三雲養護学校との協働活動

守る会は、持続可能な多様性を尊重する農村づくりを目指しており、令和4年から滋賀県立三雲養護学校と連携して、田植えや稲刈り体験等を実施しています。
当日は、さつまいも掘り体験が行われました。

さつまいも掘り

一生懸命に作業を行い、大きなさつまいもが大量に収穫できました。
「収穫したさつまいもは、焼き芋や天ぷらにして、早く食べたい。」との生徒の声を聞けました。

さつまいも掘りの様子
さつまいも掘りの様子

収穫したさつまいも
収穫したさつまいも

おうみ棚田ネット
https://www.pref.shiga.lg.jp/ippan/shigotosangyou/nougyou/nousonshinkou/18629.html

お問合せ先

滋賀県拠点 地方参事官室
TEL:077-522-4261