お茶の文化を継承したい
滋賀県甲賀市|滋賀県茶業会議所
令和6年10月30日、近江八幡市立老蘇小学校の5年生を対象に、滋賀県茶業会議所による出前授業が行われました。老蘇小学校の児童は授業で「和の文化」を1年を通して学習しており、その一環でお茶の文化について学びました。講師は滋賀県茶業会議所の和田龍夫事務局長が務め、はじめに近江の茶の起源や茶園、収穫の様子などを説明しました。

滋賀県茶業会議所 和田龍夫事務局長

授業で使用された教材
ほうじ茶づくり
説明の後、児童は煎茶の茶葉を焙じ、自分たちでほうじ茶を作り、味・色・香りの違いを比べる体験を行いました。
陶板の上で10分ほど焙じていると、だんだん茶葉の香りが強くなって、児童からは「お菓子みたいなにおいがする」「焼いた方がいいにおいになる」との声が上がっていました。

煎茶を焙じる児童
煎茶とほうじ茶の飲み比べ
できたお茶を飲み比べて、児童は「煎茶はあまい香りがする」「ほうじ茶は少し苦くておいしかった」との感想を述べていました。
和田さんは「急須で茶葉から淹れたお茶を飲む機会が減ってきていて困っている。家に帰ったらぜひお家の方とお茶を飲んでゆっくりする時間を作ってほしい。」と呼びかけていました。

児童が淹れた煎茶とほうじ茶
お問合せ先
滋賀県拠点 地方参事官室TEL:077-522-4261