自慢のなしをぜひ味わって欲しい
滋賀県守山市|ザ・コロナパークス株式会社
守山市のびわこもりやまフルーツランドで、なしやぶどうを栽培し、園内でなしの観光農園を経営しているザ・コロナパークス株式会社(以下「コロナパークス」という。)代表取締役の上野和人氏、農場長の武田博幸氏、店長の加藤純弥氏と意見交換を行いました。
直売所の前で
左から加藤店長、上野代表取締役、武田農場長
コロナパークスによる再建
当地では琵琶湖沿いのロケーションを活かした立地条件により売れ行きが良く、なし、ぶどうの栽培が盛んでしたが、樹体の老朽化による収穫量の減少や生産者の高齢化等で徐々に耕作放棄地が増えてきました。
このような状況を打開するため、令和2年度にコロナパークスが参入し、観光農園「びわこもりやまフルーツランド」を中心に果樹産地として発展しています。
なし園地の継承
「なしは植えてから収穫までに年数が必要とするが、さづかわ果樹生産組合から多くの樹園地を引き継ぐことができたため、翌年すぐに収穫することができ、経営上助かった。」と上野代表取締役は話されました。
8月から9月の収穫期には、なし狩りを楽しむことができます。

陽だまりのなし園

現地の様子
継承した樹園地の課題
「引き継いだ樹園地では、なしの樹の植栽間隔が広すぎるため補植を行っている。少しずつ改植を行い、生産性を上げられるように努めている。」と武田農場長から説明を受けました。
改植の際に
改植を徐々に進めており、香麗などの新たな有望品種に転換するとともに、樹と樹をつなげる新樹形「樹体ジョイント仕立て」を実施しています。
定植時に先端を隣の樹に接木するもので、コロナパークスでは6本の樹を1ユニットとして仕立てています。

新有望品種への転換

ジョイント栽培
ジョイント栽培によるメリット
ジョイントが完了するまでに2年程度かかりますが、植え付けから収益が得られるまでの期間が短縮でき、1ユニット当たりの根の数を多くすることで、生育も安定するとのことです。
なしの加工品
直売所では、なしから製造したジャムやドレッシング等の加工品を販売しており、観光客から大人気です。

なしの加工品

琵琶湖を臨んで
将来展望
自慢のなしをビュッフェスタイルで食べたり、なしソーダ等を飲食できるような施設を新設したいという構想もあるとのことです。
実現されれば、琵琶湖とのコントラストも楽しめそうですね。
びわこもりやまフルーツランド
https://biwako-moriyama-fruitland.jimdofree.com/
お問合せ先
滋賀県拠点 地方参事官室TEL:077-522-4261