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近畿農政局

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「美味しく遊ぶ!」体験で楽しく農業に触れる場を提供します

滋賀県栗東市|ヤンマーシンビオシス株式会社

栗東市で、いちご狩り・ミニトマト狩り・スイーツ作りなどを通じて、様々な体験と学びを提供している観光農園「SYMBIOSIS FARM by YANMAR(以下「シンビオシスファーム」という。)」を訪問しました。
運営するヤンマーシンビオシス株式会社(以下「ヤンマーシンビオシス(株)」という。 )滋賀事業部と意見交換を行い、取組内容についてお話いただきました。


シンビオシスファーム入口.

シンビオシスファーム入口


ヤンマーシンビオシス(株)の概要

ヤンマーシンビオシス(株)は、障がいのある方々が社会で活躍する場を積極的に創ることを目的に、2014年に設立されました。
滋賀事業部(栗東センター)では、農業に関わる「農業ソリューション事業」として、シンビオシスファームを運営するほか、野菜やきのこ、花苗・野菜苗等の栽培に取り組んでおり、7名の障がい者が活躍されています。

ハーベストエリア

5棟の栽培ハウスがあり、12月から5月までいちごの収穫が、7月から9月上旬までミニトマトの収穫が体験できます。
現在、育苗ハウスも1棟建設中です。

栽培ハウス外観

栽培ハウスの外観

いちごの収穫体験

いちごは、滋賀県のオリジナル品種「みおしずく」と、「章姫」の2品種を栽培されています。
収穫体験は平日は6組、休日は9組限定となっており、栽培ハウス1棟を1組が貸切って収穫体験できます。

真っ赤ないちご真っ赤ないちご

いちごが順調に育ってきていますいちごが順調に育ってきています

ハーブガーデン

ハーブガーデン


フレッシュハーブ摘み体験

季節にあわせてハーブやエディブルフラワーなどが栽培されており、見るだけでなく、触ったり、香りを感じたり、味わってみることで、ハーブについて学ぶことができます。
収穫したハーブでオリジナルハーブウォーター作りを行うこともできます。

カフェエリア

カフェエリアでは、スイーツ作り等の体験や、プライベートルームでのくつろぎの時間を過ごせます。
カフェの建物には、滋賀県産のヨシや竹、木などの自然素材が使用されています。

カフェエリア入口

カフェエリア入口

いちごを用いたスイーツ

いちごを用いたスイーツ
(写真提供:ヤンマーシンビオシス(株))


スイーツ作り体験

収穫したてのいちごでスイーツ作りが体験できます。
タルトやパフェなど好きなスイーツが食べられます。
手作りの美味しさや楽しさを通じて、食や農業への関心を持つきっかけとなることを目指しています。

プライベートルームでのくつろぎの時間

コーヒーを豆から挽いて淹れたり、抹茶を点てるといった体験もできます。

カフェエリア1
カフェエリア2

カフェエリア

キッズエリア

キッズエリア
(写真提供:ヤンマーシンビオシス(株) )


遊びを通して自然や農業を学ぶ

木のぬくもりが感じられるスペースで、子ども達が絵を描いたり、自然や農業について学べる本を楽しみながら読むことができます。
また、魚と植物が共生できる仕組み「アクアポニックス」も展示されています。

農地を確保することの難しさ

地域の方や上砥山営農組合の協力を得て、畑を借り、ニンニクやたまねぎなどを栽培しています。
「企業が農業に参入する際、周りの生産者から信頼を得て、農地を確保することが最も難しいと考えます。当社は上砥山営農組合に受け入れてもらえて助かりました。」と意見交換に対応いただいた太田事業部長は語っておられました。

太田事業部長

ヤンマーシンビオシス(株)
滋賀事業部事業部長
太田光典氏

バイオコンポスター

バイオコンポスター


循環型農業の確立に向けて

同社の施設や地域から排出される食品残さなどの有機廃棄物を合わせ、馬とゆかりの深い栗東市ならではの原料として馬ふんをバイオコンポスターに入れ、馬ふん堆肥を作ることを計画しています。
将来的には、馬ふん堆肥を地域の農家に配布し、「うますぎる野菜」の栽培に活用することで地域ブランドの確立と循環型農業に繋げていきたいとの構想を練られています。


今後の抱負

太田事業部長は、「未来の新規就農者の増加に繋がるように、子ども達には楽しく農業に触れる体験をしてもらいたい。」との熱い思いをお持ちでした。

意見交換の様子

意見交換の様子

シンビオシスファーム
https://www.yanmar.com/jp/symbiosisfarm/

お問合せ先

滋賀県拠点 地方参事官室
TEL:077-522-4261