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近畿農政局

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デザイナーから農家へ転身!

滋賀県東近江市|湖東こぐま農園



東近江市でいちご狩りといちごの直売を行っている湖東こぐま農園を訪問し、代表の小林佳紫さんと意見交換を行いました。老若男女を問わず愛される名称である「こぐま」を農園名に付すことですぐに覚えてもらえるのではと考え、命名されたそうです。


湖東こぐま農園 代表 小林佳紫さん

就農のきっかけ

小林さんは、農業を始める前は広告を制作する会社でデザイナーとして働いていた経験があり、広告の作り方に悩むことが多かったそうです。その中で勉強を続けていたところ、ブランディングに興味を持ち始めたことをきっかけに、一から物作りに携わることができる農業に関心が向き、また、似た境遇の方の就農体験談を聞いたことも後押しとなり、就農されました。
農園内には小林さんがデザインされた「こぐま」がいたるところにありました。最近は同じいちご農家の方や農園を経営されている方からデザインの仕事を依頼されることも増えたそうです。

小林さんがデザインした農園のロゴマーク
(画像提供 : 湖東こぐま農園)


農園内で見つけた愛らしいデザイン


5種類のいちごの食べ比べ

いちご狩りでは「あき姫」「みおしずく」「スターナイト」「よつぼし」「あまえくぼ」の5種類の品種の食べ比べができます。
品種によっても旬の時期が違うため、それぞれのいちごの旬に合わせて来園し、味の違いを楽しんでいただきたいと話されていました。



採れたての完熟いちごが味わえます



品種の特徴が分かりやすく説明されています


デザイナーとしての経験を活かす

来園された方に、もっといちごについて知ってもらいたいとの考えから、いちごの紹介文には言葉だけでなくレーダーチャートの図表を添え、味の違いを分かりやすく表すなど工夫されています。
「いかにお客様に覚えてもらえるか」を意識できていることは、前職の経験があってこそだと話されていました。


異業種からの転身

「就農してから不安は尽きないが、農業大学校の先輩から、交流会で暑さ対策など様々なことを教えていただいています。同業でライバルにもなり得るのに、親身になって教えていただき、感謝しかありません。また、経営や栽培について迷っても東近江市や県の農産普及課の方に良い方向に導いていただき、それが無かったら軌道に乗せることはできませんでした。」とお話しいただきました。



いちごの加工品のアイスキャンディー
(画像提供 : 湖東こぐま農園)


◎  湖東こぐま農園 HP  https://koguma-farm.com/

お問合せ先

滋賀県拠点 地方参事官室
TEL:077-522-4261