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近畿農政局

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湖北の豊かな自然を後世に残したい!

滋賀県長浜市|有限会社もりかわ農場

令和6年度全国優良経営体表彰の経営改善部門において、農林水産大臣賞を受賞された長浜市の有限会社もりかわ農場(以下「もりかわ農場」という。)を訪問し、森川勝代表取締役ら役員をはじめ従業員の方と意見交換を行いました。もりかわ農場は湖北地域の自然を次世代につなげるため、環境に配慮した持続可能な農業に取り組まれています。

森川勝代表取締役(左)と森川ゆり専務取締役(右)

取組と地元農業への貢献

もりかわ農場では、米、麦、大豆を中心に野菜や果樹の生産、農産物の加工など複合経営に取り組んでこられました。代表自らが指導農業士認定を受け、環境にやさしい農業技術の伝達と若手就農者の育成に尽力され、二代目となる森川匠取締役は環境負荷の少ない栽培技術を仲間とともに、追及されています。
 



意見交換の様子
(左側奥から)森川勝代表取締役、森川ゆり専務取締役、森川匠取締役、森川あかりさん


環境へのこだわり
「環境に負荷を与えない農業」を理念に農業を営んでこられました。雑草対策や病害虫対策は極力農薬を使わない方法を実施されています。米の栽培においては、滋賀県環境こだわり米の認証を受け、コシヒカリの一部は有機栽培を行っておられます。
また、6次産業化の取組として、自社の農作物を使用したいちじくジャム、味噌、米粉及びおこめ麺を製造販売(委託を含む)されています。
森川勝代表取締役は、「農業は社会を支える基本であり、最も重要な産業であると考えます。消費者にも、農地はその礎となる大切なものであるということを伝えたい。」と話されていました。


環境にこだわった商品 (写真提供:もりかわ農場)

乾燥調製施設

当日は大豆の選別が行われていました。 低温倉庫で説明を受ける拠点職員


森川匠取締役に今後の課題と展望をお聞きしました

もりかわ農場の外観(写真提供:もりかわ農場)
  近年は不安定な気候が多くなってきており、環境の変化にどう対応するかが課題です。そのためには、高温耐性品種の開発や、栽培技術の改善も必要になってくると考えています。また、有機栽培については手間がかかる面もあるが、個人向けの需要がさらに増えれば、作付面積の拡大も考えていきたいとおっしゃっていました。

◎ 有限会社もりかわ農場 HP  https://www.m-noujou.co.jp/

お問合せ先

滋賀県拠点 地方参事官室
TEL:077-522-4261