小浦チャレンジファーム2025
— ふるさとの農地を未来につないでいく、住民参加型農業プロジェクトの取組 —和歌山県日高町小浦地区の圃場において、地域住民、企業、行政が集まり田植え体験会が行われました。
同地区では、圃場整備事業を契機に農業を基軸とした協業によるまちづくりを進めるため、若手農業者団体の「一般社団法人アッセンブル日高」と連携し、令和5年から地域住民と生産者が協力しながら魅力ある産地を創出する「住民参加型農業プロジェクト」に挑戦しています。
プロジェクト3年目の令和7年5月13日、小浦地区の魅力をさらに幅広くPRするため、小浦地区と一次産業を支援している「株式会社はまさと」が共同で、企業向けに農業体験を通じて農業への理解を深めるイベント「小浦チャレンジファーム2025」として、昔ながらの手植えと田植え機体験が行われ、地域住民の皆さん、企業、行政の関係者約100人が参加しました。
〇昔ながらの手植え体験
田植え体験会では地域住民の皆さんのご指導のもと、参加者は泥に足をとられながらも上手に苗を植えることができ、参加者の皆さんは笑顔で一生懸命取り組まれ、和やかなイベントとなりました。
田植え体験会を通じて栽培したお米は秋に収穫され、和歌山県内のスーパーマーケットなどで販売されるほか、一部は地域貢献の一環として地元小浦地区の住民に還元される予定とのことです。
この取組は、高齢化と担い手不足に直面する中山間の課題解決に向け、地域農業の継続や活性化につなげ、ふるさとの農地を未来につないでいくモデルケースとして、非常に有意義な取組で注目しています。
(取材日:令和7年5月13日)
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近畿農政局和歌山県拠点
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