夢の県産100%ワインの新酒が完成しました!~県内初の個人ワイナリーの取組~
紀乃國わいん工房の南口義彦さんは、海南市などでぶどうを栽培しながら、ワインの製造にも取り組んでいます。
今年度のワインが完成したとのことで、お話を伺いました。
※今回は、ワイン造りにフォーカスした記事です。ぶどう栽培にかける思いや詳細は、がんばる農業者にてご覧ください。
完成したばかりの県産100%ワインを持つ南口さん
【紀乃國わいん工房について】
県内初の個人ワイナリーとしてワイン造りを始め、今年度、夢であった「和歌山県産100%かつ自社畑100%のワイン」の第1号を作ることができました。
県産100%のワインはまだ瓶50本分ほどと希少なため限定的な流通になるとのことですが、来年度以降は本格的な販売に向けて、製造量を増やしていきたいとのことです。
【ワイン造りのこだわり】
「口に入るものなので、責任を持ってお客さんに提供するには手間、暇を惜しまない」との思いから、自社のぶどう畑では病害虫の防除は手作業で行うなど、農薬の使用は必要最低限に留めています。
ワインは一般的な工程(※)で製造しますが、特に、滓引き(おりびき)やろ過をし過ぎず、濁りを取り除くための清澄剤は使わないというこだわりを持っています。
さらに、酸化防止剤の使用は、雑菌の繁殖防止のための最小限に留めて、適正な管理と丁寧な醸造で、発酵したぶどうの豊かな味わいと安心感を両立したワインに仕上げています。
南口さんは「良いワインになってほしい」と発酵を静かに見守ります。
「ぶどうの産地・収穫時期・品種によって味が違うため、ぶどうの持つポテンシャルを活かし、素材本来の味を誠実に届けたい」との思いで、日々ワイン造りにまい進されています。
※ここでは、収穫→破砕→発酵→滓引き・ろ過→貯蔵・熟成→瓶詰めを行う工程をいう。
滓引きやろ過をすることで、沈殿物や浮遊物を取り除く。
ぶどうを破砕している様子
(写真は南口さん提供)
県内の酒蔵から譲渡されたタンクで、美味しいワインを醸造しています
【2025年度の出来栄え】
今年度は、和歌山県(自社畑)産100%のワインの他に、山形県・新潟県・大阪府産のぶどうを計8トン使用したワインも造っており、合計で750ml瓶6,050本分ほどを製造しています。
南口さん自身でもテイスティングし「どれも非常に良い出来栄えで、昨年度より美味しい」とのことです。
<冬ならではのオススメのペアリング>
肩肘張らずにワインを楽しめるメニューを教えていただきました。
○白ワイン
・湯剥きしたトマトにチーズをかけてトースターで焼いたもの
・豚とニラだけのシンプルな鍋
○赤ワイン
・鶏肉をパリパリに焼いて、ヨーグルトとマヨネーズで作ったソースをかけたもの
もちろん、チーズとの相性もバッチリです。
2025年度のロゼワイン
ロゼワインと、岩出市のナチュラルチーズ専門店のチーズを合わせて
【今年度のラインナップ】
今年度は赤ワインと白ワインが2種類ずつ、ロゼワインが1種類の計5種類を造り、工房での直接販売(※)に加え、県内では和歌山市内・岩出市内・海南市内の酒販店等(オンラインショップ含む)にて取扱いがあるとのことです。
新酒は2月初旬からの販売を予定しているとのことで、そろそろお店にも並んでいるのではないでしょうか。
※ワイン購入のために工房に行かれる際は、事前に南口さんへご連絡をお願いします。
今年度完成し、2月から販売予定のワイン
(写真は南口さん提供)
【地域で気軽に集える場所を目指して】
2025年12月で1周年を迎えたとのことで、これから規模を拡大していき、ワインの購入はもちろん、ゆくゆくはワインと料理を楽しむことができる民泊施設を整備するなど、地域のコミュニティの場としても活用できるようにしていきたいとのことです。
その他、不定期で有料試飲会を開催されているとのこと。南口さんがInstagramで発信されている情報もお見逃しなく!
南口さん(紀乃國わいん工房)のInstagram:https://www.instagram.com/kinokuniwinekobo/(外部リンク)
紀乃國わいん工房Webページ:https://kinokuniwine.com/top(外部リンク)
(取材日:令和7年12月22日)
お問合せ先
近畿農政局和歌山県拠点
ダイヤルイン:073-436-3831




