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近畿農政局

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顔の見える関係を大切に ~生産者と消費者をつなぐ ozzkitchen~


2020年から和歌山市でケータリング専門店「ozzkitchen(オズズキッチン)」を経営する店主石井佳奈さんにお話しを伺いました。
石井さんは、滋賀育ちで大阪のケータリング店で働いていましたが、起業するなら自分の納得いく食材で料理を提供したいという思いから和歌山に移住して開業したといいます。
和歌山県の魅力は、野菜や果物、魚など新鮮なものが四季を通して豊かで、生産者さんとの距離も近く、生産者との密な関係が築けるところと石井さんは言います。
また、和歌山の旬な食材を地元の人にもっと知ってもらいたいと、2022年には農家直送の旬な食材や自家栽培したお米で作った米粉を使った焼き菓子などを販売する「フードセンターイワセ」も開業しました。



 


店内には、こだわりの農家さんから仕入れた旬の野菜や果物、和歌山県産のこだわり抜かれた調味料や加工品などが並び、店内に併設されている旦那さんが経営する自家焙煎コーヒー「茶豆」のコーヒーのいい香りに包まれています。
野菜のおいしい食べ方やたわいのない日常の出来事などお客さんとの会話を大切にする和やかなお店です。






仕入れる野菜は、自然栽培や農薬・化学肥料不使用、または農薬を低減させた栽培による環境にやさしい農産物。そうした農産物を栽培する農家さんと交流を深めるうちにどんどんと「ある思い」が大きくなったと言います。
ある思いとは、「食べることが好きな人は多いけど、農業や農家さんまで興味をもって生産現場を理解している人はとても少ない。このお店を通して農家さんのことや今の農業の現状など、生産者側にも興味をもってくれる方が増えたらうれしい。」ということ、そんな思いから本の出版も進めているそうです。「農家さんと話し、交流を深めていくと農産物に農家さんの性格が表れていることがわかる。」そんな石井さんの言葉が印象的でした。





農家さんとの交流を深め、知り合いの農家を紹介してもらい今では20軒以上の農家さんから旬のおいしいこだわりの農産物を仕入れています。人と人との繋がりを非常に大切にして農家さんの想いをお客さんにつないでいます。石井さんの「顔の見える関係を大切にし、お客さんに安心・安全なものを納得して食べてもらいたい」という思いが伝わってきました。





和歌山愛の詰まった「わっぱ弁当」。毎週、火曜日と土曜日に販売しているそうです。和歌山の旬の食材を使い、自家製や、和歌山産にこだわっています。
「地元で作られているものを、大事に使わせてもらい、食べさせてもらう」そんなことを考えるきっかけになってほしいという思いが込められています。



【ozzkitchen(オズズキッチン)】 :https://www.instagram.com/ozz_kitchen/(Instagram)
【フードセンターイワセ】 :https://f-iwase.jp/(HP)

お問合せ先

近畿農政局和歌山県拠点

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