体験観光農園を核として地域の課題を解決!
~紀の川市内の異業種が連携し「紀の川流域カンパニー株式会社」設立へ~令和6年11月27日、紀の川市役所において、紀の川市が直面する地域課題の解決に、それぞれの強みを生かし異なる業種が連携し取り組む「紀の川流域カンパニー株式会社」の設立記者会見が行われました。

紀の川市は、地元の企業と連携し耕作放棄地の解消、農業の担い手の確保、空き家問題などの地域課題解決への取組を行っています。
令和4年度には地域商社設立検討業務として課題解決に取り組むネットワーク作り。
令和5年度は地域連携ビジネス創出支援事業として地域課題を知り・学ぶ機会づくり。
令和6年度には地域課題解決型ビジネス創出支援事業として、事業者の連携による地域課題解決のための事業の検討を開始してきたところです。
事業内容は、体験観光農園を入り口に、農業体験のテーマパークとして、耕作放棄地の再生、農作物の栽培、収穫などを体験としてビジネス化し、年間を通して体験できるコンテンツを提供、宿泊、交流、ワ―ケーションなどにより段階移住できる環境を構築、こうした交流事業を通じ新たな地域プレーヤーを育成というエコシステムの構築に、連携するそれぞれの業種の強みをいかし取り組むこととしています。
同社の宇田篤弘社長(紀ノ川農協組合長)は、「農業の魅力を発信し、若い人が楽しく農業に携わっていけるような環境を作れる会社にしたい。この取り組みに共感し移住される方のニーズも踏まえ楽しく暮らせるにぎやかな地域づくりに貢献したい。」と抱負を語っています。

また、紀の川市の岸本健市長は、「年々複雑化・多様化する紀の川市の地域課題解決を市役所だけが担うのが難しくなってきており、このような取り組みは地域の問題を解決する原動力であり大変重要。農業の発展無くして地域の発展はない。将来にわたって持続可能なまちづくりのために市も協力したい。」とエールを送っています。
お問合せ先
近畿農政局和歌山県拠点
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