このページの本文へ移動

近畿農政局

メニュー

田辺市立秋津川中学校 訪問記

【どうして秋津川中学校へ?】
キーワードは「紀州備長炭」「世界農業遺産」「炭琴」
いま和歌山県拠点では省公式YouTube「BUZZ  MAFF」を公開中。
テーマは「紀州備長炭  焼いてみた!」
(BUZZ  MAFF  URL  https://www.youtube.com/watch?v=hrEgb25o5WM
こりゃあ、炭琴の授業があるという中学校へお邪魔して、炭琴を学ばねば!

【紀州備長炭】
紀州備長炭(※1)は今から約300年前、現在の田辺市で炭問屋をしていた備中屋長左衛門という人が上秋津村・秋津川村で生産された炭を江戸日本橋へ送り大変好評を博していたそうです。
備長炭は炭問屋「備中屋長左衛門」から屋号を得たもの。
和歌山県田辺市秋津川地域は紀州備長炭発祥の地とされています。(※2)
   

【世界農業遺産(GIAHS)】
紀州備長炭製炭技術は2015年イタリア・ローマで開催された国連食糧農業機関(FAO)の「GIAHS運営・科学合同委員会」において、世界農業遺産に認定された「みなべ・田辺の梅システム」(※3)にも深く関わる伝統技術として受け継がれています。


【炭琴】
凛々しい音色の「炭琴(たんきん)」、なんと生まれは、秋津川中学校。
1987年、秋津川の炭焼きさんの提案の元、備長炭の普及に努められた木下伊吉さんと秋津川中学校の先生方のご尽力で誕生!
秋津川中学校では、音楽の授業で教材として受け継がれており、秋津川公民館では炭琴サークルも活動しています。(※4)


【少なくなった木造校舎が健在】
約70年前、村有林を伐採し用材にして、村民総出の勤労奉仕で建てられたと聞きます。
綺麗に磨かれ輝く床、天井や窓枠も木で造られ、目にも足にも優しい感触が印象的でした。
       

【3年生5名  音楽の授業】
合唱の練習に続いて、炭琴の演奏練習。
生徒たちは慣れた手つきで奏でますが、炭の音には各々の個性があり、また、#や♭も演奏曲目に合わせて調律(太さや長さを微妙に調整)するとのこと。


(編集後記)
将来もこの地で暮らす生徒、この地を出て暮らす生徒。
何れにしても、生まれ育った地域に愛着と誇りを持って欲しい。
そんな、地域の方々や教員の思いを各所で感じる学校でした。


※1「紀州備長炭」
ウバメガシやカシを高温で蒸し焼きにし、窯の外で灰を掛けて消火する独特の製法で作る「白炭」。みなべ・田辺地域の紀州備長炭は、プロの料理人の間でトップブランドとして高評価を受けている。
「みなべ・田辺の梅システム」から引用
  https://www.giahs-minabetanabe.jp/giahs/wp-content/uploads/panflet.pdf

※2 秋津川へようこそ  紀州備長炭の歴史」から引用
  https://ja.localwiki.org/tb/%E7%B4%80%E5%B7%9E%E5%82%99%E9%95%B7%E7%82%AD%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2

※3「みなべ・田辺の梅システム」
養分に乏しく礫質で崩れやすい斜面を利用して薪炭林を残しつつ梅林を配置し、400年にわたり高品質な梅を持続的に生産してきた農業システムです。
人々は、里山の斜面を利用し、その周辺に、薪炭林を残すことで、水源涵養(注)や崩落防止等の機能を持たせてきました。
また、薪炭林に住むニホンミツバチを利用して梅の受粉を行い、長い梅栽培の中で培われた遺伝子資源や、薪炭林のウバメガシを使った製炭など、地域の資源を有効に活用して、梅を中心とした農業を行い、生活を支えてきました。
人々のそうした活動は、生物多様性、独特の景観、農文化を育んできました。
(注)水源涵養とは、森林の土壌が、雨水を吸収して水源を保つとともに、河川へ流れ込む水の量を調整して洪水を防止する機能
 「みなべ・田辺の梅システム」から引用
   https://www.giahs-minabetanabe.jp/ume-system/

※4「秋津川へようこそ  炭琴とは」から引用
   https://ja.localwiki.org/tb/%E7%82%AD%E7%90%B4%E3%81%A8%E3%81%AF

お問合せ先

近畿農政局和歌山県拠点

ダイヤルイン:073-436-3831
FAX番号:073-436-0914