「龍神村田んぼアート」中学生、高校生が集って刈り取り
田辺市龍神村には「日本三美人湯」の1つとして知られる名湯「龍神温泉」があります。
風光明媚な村の景観と自然環境に魅せられた移住者も多いこの地ですが、課題は人口減少と高齢化。
「田んぼアート」は「村の子どもたちに、村の自然、生きるために欠くことのできない食を生み出す田畑や農家の知恵に触れ、感性豊かな子に育って欲しい」との願いから実行委員会を立ち上げ始められたもの。今年で9年目を迎えました。
風光明媚な村の景観と自然環境に魅せられた移住者も多いこの地ですが、課題は人口減少と高齢化。
「田んぼアート」は「村の子どもたちに、村の自然、生きるために欠くことのできない食を生み出す田畑や農家の知恵に触れ、感性豊かな子に育って欲しい」との願いから実行委員会を立ち上げ始められたもの。今年で9年目を迎えました。

田んぼアートの図柄は実行委員会がデザインします。図柄を元に高校生が手作業で田んぼに杭を打ち、3種類(赤・緑・黄)の稲を植える場所を決めます。
今年の図柄は、龍神温泉にちなんだ温泉マークと女の子をモチーフにした2点を作成しました。
描く品種は、古代米のベニキッチョウ(赤色)、ミドリマンヨウ(緑色)と、キヌムスメ(黄色)で、2枚の田んぼに合計15aを作付けしました。
田植えは龍神村の高校生(※1)と中学1年生(※2)、稲刈りは高校生と同中学2年生で役割を分担して作業をしました。
農薬の散布(除草剤1回)や施肥は実行委員会が行いました。
※1 和歌山県立南部高等学校龍神分校 ※2 田辺市立龍神中学校
【10月4日は稲刈りの日】

稲刈りをする高校生チーム 稲刈りをする中学生チーム

品種別に「稲架(はさ)がけ」をしました。

お疲れ様でした。

「田んぼアート」の取組は、その前段として約12年前に国の支援事業を活用し、当時、耕作放棄地だった農地を和歌山大学の学生ボランティアとともに整備したのが始まりです。
「田んぼアート」の手前、川との間にある畑 ⇦ がその整備地で、景観保全にも役立っています。
ここには、龍神村で以前から栽培されている里芋「クロヅル」(地域固有品種)を栽培し、同中学3年生が里芋の収穫を行い、生徒たちが持ち帰って家庭で食しています。
村内では、「クロヅル」を約2000本植えており、長野県の酒造会社でサトイモ焼酎に加工し地元の酒屋で販売しているとのことです。
汚れた手足は、下を流れる日高川に浸かってクリーニング。(透き通った川の水が印象的でした)

【インタビュー】
[実行委員会]
本日収穫した米は、古代米は100gずつ子供たちに配られ、キヌムスメは全量学校給食に使用します。約1か月分の給食が賄えます。
今は、田舎の中高生でも農作業の経験がある子は少なく、良い体験になっていると思います。
住民の方々にも、毎年、田んぼアートを楽しみにしてもらっており、振興局や行政局の方々を含め、地域の皆さんの協力のおかげで続けてこられました。これからも継続していきたいと考えています。
[参加した中高生]
・初めて稲刈りをした。思ったより楽しかった。(高校生 男女 他県出身)
・初めて稲刈りをした。楽しかったが大変なことが分かった。(高校生 男性 大阪府出身)
・田植えと稲刈りは小中学校の授業で何回か体験している。楽しい。(高校生 女性 地元出身)
・稲刈りは思っていたより大変だった。祖父の田んぼの手伝いをしたいと思う。(中学生 男性 地元出身)
・田んぼの作業は大変なので、畑で野菜を作ってみたい。(中学生 男性 地元出身)
[参加した高等学校教職員]
・当分校は県外出身の生徒も多く学んでいます。
・学校へ行きづらかった子が、田んぼアートの取組に参加することで周りにうちとけることができて、学校へ行けるようになった生徒もいます。少人数ならではの取組みの利点だと思います。
今年の図柄は、龍神温泉にちなんだ温泉マークと女の子をモチーフにした2点を作成しました。
描く品種は、古代米のベニキッチョウ(赤色)、ミドリマンヨウ(緑色)と、キヌムスメ(黄色)で、2枚の田んぼに合計15aを作付けしました。
田植えは龍神村の高校生(※1)と中学1年生(※2)、稲刈りは高校生と同中学2年生で役割を分担して作業をしました。
農薬の散布(除草剤1回)や施肥は実行委員会が行いました。
※1 和歌山県立南部高等学校龍神分校 ※2 田辺市立龍神中学校
【10月4日は稲刈りの日】


稲刈りをする高校生チーム 稲刈りをする中学生チーム


品種別に「稲架(はさ)がけ」をしました。

お疲れ様でした。

「田んぼアート」の取組は、その前段として約12年前に国の支援事業を活用し、当時、耕作放棄地だった農地を和歌山大学の学生ボランティアとともに整備したのが始まりです。
「田んぼアート」の手前、川との間にある畑 ⇦ がその整備地で、景観保全にも役立っています。
ここには、龍神村で以前から栽培されている里芋「クロヅル」(地域固有品種)を栽培し、同中学3年生が里芋の収穫を行い、生徒たちが持ち帰って家庭で食しています。
村内では、「クロヅル」を約2000本植えており、長野県の酒造会社でサトイモ焼酎に加工し地元の酒屋で販売しているとのことです。
汚れた手足は、下を流れる日高川に浸かってクリーニング。(透き通った川の水が印象的でした)

【インタビュー】
[実行委員会]
本日収穫した米は、古代米は100gずつ子供たちに配られ、キヌムスメは全量学校給食に使用します。約1か月分の給食が賄えます。
今は、田舎の中高生でも農作業の経験がある子は少なく、良い体験になっていると思います。
住民の方々にも、毎年、田んぼアートを楽しみにしてもらっており、振興局や行政局の方々を含め、地域の皆さんの協力のおかげで続けてこられました。これからも継続していきたいと考えています。
[参加した中高生]
・初めて稲刈りをした。思ったより楽しかった。(高校生 男女 他県出身)
・初めて稲刈りをした。楽しかったが大変なことが分かった。(高校生 男性 大阪府出身)
・田植えと稲刈りは小中学校の授業で何回か体験している。楽しい。(高校生 女性 地元出身)
・稲刈りは思っていたより大変だった。祖父の田んぼの手伝いをしたいと思う。(中学生 男性 地元出身)
・田んぼの作業は大変なので、畑で野菜を作ってみたい。(中学生 男性 地元出身)
[参加した高等学校教職員]
・当分校は県外出身の生徒も多く学んでいます。
・学校へ行きづらかった子が、田んぼアートの取組に参加することで周りにうちとけることができて、学校へ行けるようになった生徒もいます。少人数ならではの取組みの利点だと思います。
お問合せ先
近畿農政局和歌山県拠点
ダイヤルイン:073-436-3831
FAX番号:073-436-0914