「真妻わさび発祥の地」としてわさび田を復興し守っていきたい
和歌山県日高郡印南町川又(旧真妻)地区では、かつてわさび栽培が盛んに行われていましたが、昭和28年の紀州大水害でわさび田が壊滅的な被害を受け、また、その後の気候や環境の変化により、水量が減少するなどわさび栽培に適した場所が減少し、生産者も栽培面積も減少しています。
「真妻わさび振興協議会(以下、協議会という)」は、真妻わさび発祥の地を守り真妻ブランドを残そうと、平成20年からわさび田の復興に取り組んでいます。
わさび田の管理は、協議会のメンバーがそれぞれ空いた時間に行っていますが、毎月の定例日には揃って作業を行っているそうです。
飲食店等から「わさびを売って欲しい」という要望もありますが、まだまだ大口の需要に応えられる数量を栽培できていないためお断りしているとのこと。
現在は3か所のわさび田で栽培していますが、栽培面積を増やすため、さらに2か所のわさび田の整備を進めています。

本日の作業には、協議会メンバー6人のほか、助っ人も来てくれました。
会長曰く、重労働の作業の時は、地元有志の助っ人がきてくれるとのこと。
(右から2番目が会長の森本松太郎さん)

このわさび田は谷水を引いているので泥が溜まりやすいそう。
わさびが傷まないように泥落としをします。

わさびの苗を植えていきます。
収穫できるまで約3年かかります。

←このゆずり葉の木は、昔から、下に続くわさび田の守り神と考えられているそうです。
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