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近畿農政局

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棚田地域の観光振興に向けて意見交換会を実施!(紀美野町「中田の棚田」)


和歌山県拠点では、棚田地域振興コンシェルジュ※を中心に棚田地域の振興に向けた活動を支援する取組を行っています。今回は棚田を活用した観光振興の計画がある紀美野町「中田の棚田」の活動を支援するため、近畿運輸局観光部の棚田地域振興コンシェルジュと連携し、令和5年7月20日(金曜日)、中田の棚田を訪問し、小川地域棚田振興協議会関係者と棚田地域の観光振興をテーマに意見交換会を実施しました。
 


再生が進む「中田の棚田」


紀美野町小川地域にある「中田の棚田」では、100枚近くある棚田のほとんどが耕作放棄地となっていましたが、紀美野町の宝として未来につなげようと、棚田に魅了された地域の方々により、平成30年度から棚田の再生活動がスタートしました。
同時に「棚田deCAMP」といったイベントを開催するなど、地域内外の人々の交流拠点としての活用も進められています。


棚田を視察する様子


現地視察では、小川地域棚田振興協議会の北会長から、再生した田の状況について説明を受けるとともに農家民泊施設として活用を予定している空き家の視察を行いました。


空き家を視察する様子





小川地域棚田振興協議会   北会長


意見交換会では、北会長から、これまでの棚田の再生状況や直面している課題のほか、再生した棚田を維持管理するための資金や耕作者を確保するため、今後、棚田を活用した観光コンテンツの開発や就農・定着に向けたプラン作成の計画について説明がありました。


近畿運輸局観光部(棚田地域振興コンシェルジュ)


近畿運輸局からは、新型コロナウイルス感染症の拡大を経て、旅行者のサステナブルな旅への関心や自然やアクティビティに対する需要が高まっており、国の政策として、地域資源を活用した観光コンテンツ造成による新たな旅行需要の創出に向けた取組を支援する事業を用意しているので、活用できる事業は活用いただき、地域活性化に繋げていただきたいと説明がありました。


意見交換会の様子


和歌山県拠点では、引き続き、近畿運輸局等の棚田地域振興コンシェルジュや関係機関と連携しながら、当地域の活動を支援するとともに、他の指定棚田地域においても課題解決に向けたフォローアップに努めていくこととしています。
 ※「棚田地域振興コンシェルジュ」とは、棚田地域振興協議会が、指定棚田地域振興計画の策定を含め棚田地域の振興の取り組みを行うにあたり、国が積極的に支援するために設置した相談窓口。

お問合せ先

近畿農政局和歌山県拠点

ダイヤルイン:073-436-3831